私を変えてくれたのは5人の先生。RESTART13 (ページ37)

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Aside

また雅紀先生がおかしなものを持ってきた。

翔「お、すごろくじゃない！」

雅「さすが翔ちゃん！この中に、いわゆる置き換えでよくやられてる方法を書いた紙が入ってる。…はい、引いて？」

恐る恐る箱に手を突っ込んで中から1枚の紙を取り出した。

『輪ゴムで弾く』

…なんだこれ。

翔「輪ゴムね〜まあ、Aにはちょっと合わないかもしれないけどやってみようか。」

雅「はい、これを手首にはめて…」

なんでこんなにノリノリなの？

とりあえず言われた通りに輪ゴムで手首を弾いてみる。

パチンッ…

うん、痛い。地味に痛い。

雅「…どう？」

A「…なんか違う。」

翔「じゃ、つぎ。」

これ、しっくりくるやつが来るまで繰り返すやつだ。

でも…ちょっと楽しいかも。

自分にとってはプラスだしちょっとゲームみたいで面白い。

次に引いたのは『氷』。

翔「これ、ベッド水浸しになりそうだけど大丈夫？」

雅「だって保冷剤じゃ出来ないし。はい、氷。」

A「これ、どうするの？」

翔雅「「握るの。」」

握るんだ…冬にはやりたくないな。

確かに手のひらが麻痺してるみたいだけど…これも何かが違う。

雅「はい、次ね。」

ここでようやくいい方法に出会った。

『赤ペン』