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＃６４１ ページ16
Aside
本当は…もっと遠くの違うところに来るはずだった。
でも、気が付いたらここに着いていて…
ぼーっと座って色々なことを思い出していた。
バーベキューしたり、貝殻拾ったり、花火したり…
先生たちとの楽しかった思い出は消せるわけなかった。
ぽつりぽつりと降り出した雨はあの日のことを思い出させた。
その時も、潤先生が見つけてくれたんだっけ…
海に入っていく私を止めてくれた。
A「本当は…、ここに来れば誰かが助けてくれるって思ってた…」
和「だから、助けに来たじゃない。」
真っ直ぐなその瞳は嘘なんかついていないってすぐに分かった。
それなのに、私は素直になれない…
A「助けに来たんじゃないんだよ！連れ戻しに来たんでしょ？それなら…それならもう私のことなんか放っておいてよ！！」
こんなこと本音で言っているわけじゃない。
…でも、言葉にしないと伝わらない。
和「…A、一緒に帰ろう？みんなAのこと心配して探し回ってくれてる。」
A「そんなこと、頼んでないもん…」
本当は、帰りたい…
なのにどうして私はこう頑固なんだろうね…
和「頼んでなくても、医者としてその脚は見逃せない。」
和先生が指さした私の太もも。
こんな汚い脚、切り落としちゃえばいいのに…
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ルルモ(プロフ) - 移行おめでとうございます！こっそり楽しく読ませていただいております。 (2019年4月15日 19時) (
レス) id: f5d7b6f301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年4月13日 15時
