私を変えてくれたのは5人の先生。RESTART13 (ページ2)

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翔side

当直終わりの久々の休日。

飯食うにはまだ早いか…

風呂を沸かして準備をしているとスマホが震えた。

こんな早くにニノから…？

翔「はい、」

和『お休みのところごめんなさいね、Aにアスピリン系の鎮痛剤処方した？』

鎮痛剤…、？

翔「いや、処方してない。…なんかあったの？」

和『血液検査したらアスピリンが大量に検出されて。アスピリン中毒ってやつですね。今相葉さん付き添いで救急病院で処置受けてます。』

アスピリン中毒…

相当な量を飲んだってことか…

翔「分かった。昼頃そっちに顔出すわ。」

決まっていた予定は急遽変更。

相葉くんにメッセージを入れて返信を待つ。

アスピリン中毒だとしたら量にもよるけどかなりしんどいはずだ。

それに…しばらく鎮痛剤の処方はしていない。

前に無断で飲んでいた薬も全部回収済み。

疼痛を隠していて市販薬に頼ったのか、それとも本当に死ぬことを望んだのか…

それはAにしか分からない。

病院に向かう準備をしていると相葉くんから返信が来ていた。

『胃洗浄と下剤処置受けて今は点滴入れてもらってます。点滴終わったら帰れるみたい。』

相葉くんらしくない質素なメッセージ。

俺は『了解』とだけ打って送信。せっかく温めたお風呂のお湯は無視して車に乗り込んで病院に向かった。