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＃１６１ ページ35
和也side
Aの様子を見に行くの3回目…
薬で寝ているとはいえ何かあったら大変だから。
ガラッ
扉を開けるとうっすらと目を開けたA。
和「起きた？」
Aはキョロキョロと辺りを見渡して口をパクパクと動かす。
和「ん？どうした？」
何を探しているのかなぜ口をパクパクとさせているのか分からないけど…Aはその行動を繰り返す。
和「A落ち着いて？俺と目合わせてごらん？」
声をかけ続けるとゆっくりと目を合わせてくれた。
最初は幻覚でも見てるのかとおもったけどそうではないらしい。
和「大丈夫？どこか苦しい？」
そう聞くと首を横に振る。
コンコンッ
丁度いいタイミングで翔さんが来てくれた。
和「翔さん、Aの様子が少しおかしいんだけど…」
翔「A…？」
翔さんが顔を見せるとAは泣き出した…けど何かがおかしい。
あわてて2人で抑制帯を外す。
翔さんもAの異変に首を傾げる。
泣いてるんだけど…泣き声が聞こえない…
翔「…もしかして失声？」
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
