6話「懐かしいこの感じ」 ページ7
「えっと、そのハシビラくん?がお休みなので代打で来ました。普段は学級委員してます。青柳Aです」
ぱちぱちと拍手が聞こえた。よかった、納得してくれたみたい。その後も順調に自己紹介は進んで行った。そして、さっきから視線を感じる隣の人の番。
「我妻善逸です。よろしくお願いします」
あがつま、、ぜんいつ、、、、。どこかで聞いた覚えのある名前。休んでいるハシビラくんの代わりということで、委員会で言われたことをノートに取りつつも、私は記憶を辿っていた。ぜんいつ……ぜん、ちゃん、。
……ん?………ぜんちゃん……?
「あ」
思い出した。そうだ、善ちゃん。小学校の頃家が近くてよく遊んだ子だ!!私が引っ越して中学校は別れてからは疎遠になってたから全く関わり無かったけど。
てか、髪の毛どうしたん。あの頃黒かったのに。
「Aちゃん!やっぱりAちゃんだよね!」
委員会が終わるや否や速攻で話しかけてきた善ちゃん。外見は変わったけど話し方とか、そこらは変わってないね。
「善ちゃん、だよね。久しぶり!最初全然わかんなかったよ」
「あー身長も伸びたしね〜?それに、これ」
「黒色のイメージしか無かったからさ。イメチェンでもしたの?」
「実は中学の時に雷に打たれてさ。こうなっちゃったのよ」
「え、は?雷?打たれた?それで、金髪になっちゃったの?」
「そー!もう散々だよ。地毛なのに染めてるって先生に目つけられるしさー。ヤンキーにだって絡まれるし。」
「ぶははは!!!ひー!おっかしい!雷に打たれて髪色変わるって何処のマンガ??はははっ」
「ちょ、笑ってるけどマジだから!!信じてないね!?!?」
「信じてる信じてる、っくくく…、お腹痛い…」
「相変わらずAちゃんのツボわかんない…」
久しぶりに会ったのにも関わらず、昔のように打ち解けるのにそう時間はかからなかった。どうやら隣のクラスらしい。受験日に私を見かけていたようで、合格発表の紙に名前があり確信したんだそう。もともと知ってたってわけね。
「教室会いに来てくれれば良かったのにー!」
「だ、だって、会いに行ってさ!どちら様ですか?なんて言われた日にはもう!!!死んじゃう!!!!俺のピュアハートは砕けちゃうの!!!わかる!?!?」
「はいはい。せいぜいピュアハートを大事になさってくださーい」
「うわ適当!!あ、ねぇ!久しぶりに昔みたいに一緒に帰ろうよ!!今どこら辺に住んでんの?」
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雲雀浬 - あっ!言い忘れてた、剣道部でーす!続き楽しみにしてるよ!頑張ってね! (2020年5月15日 2時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
雲雀浬 - はじめまして!雲雀浬です!すっごく面白いです!伊之介可愛い!!!!むふふ♪あっ!あと、冨岡さんは、ウ冠ではなく、ワ冠ですよ!続き、頑張ってください!! (2020年5月15日 0時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - すれぃさん» 山本氏書きやすくて…ついつい多めに出しちゃってますね……笑 優しくていい子なのでそれもありですね!おっと誰か来たようです(茶番やめな) (2020年5月14日 17時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
すれぃ - もうなんだか山本くん落ちでも良い気がしてきました(あかん) (2020年5月13日 22時) (レス) id: a4dc3297d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - メイアPさん» 嬉しいコメントありがとうございます!そうですね…自粛が続き、ストレス溜まりやすかったりしますもんね…そんな中で少しでも楽しんで頂けたなら本望です…!更新頑張りますね!!!! (2020年5月9日 11時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなた | 作成日時:2020年3月28日 12時