同級生はどうやら頭がおかしいらしい。【鬼滅の刃】

27話「訴えるぞ貴様」 ページ28

次の日。ぱぱんぬに車で送ってもらって学校への到着。バスの時間気にせず投稿ってなんか優越感だよね。最中、伊之助の時も、そして遠足でもこの短期間に怪我を連発する私を相当心配したのか、SPってどのくらいで雇えるんだ？と真面目な顔で聞かたれた。
いやいらんわ。どこの海外ドラマやねん。

けど、車で送って貰えるなら、案外怪我も悪くないかもなぁ、なんてあほなことを考えていると、校門の辺りで動く黄色。あれは…


「！Aちゃん、おはよう！今日も可愛いね！」

「ハイハイありがと。善ちゃんも可愛いよ」


そう言えば、やだなぁそんなに褒めても何も出ないよウフフフフ！！と笑っている。朝から幸せそうで何よりですわ。


「てか何してんの？もしかして女の子待ち伏せ？」

「ちょ、何言ってんの！？俺のイメージどうなってんのよ！！これは、風紀委員の仕事なの！朝の身だしなみチェック！！！！」

「あーなるなる」

「ってことで、はい、ばんざーい」

「え」

「ふんふん、うーんそうだなぁ、俺的にはもう少しお肉ついてた方が……いだっ！！！！」

「最低。セクハラだよそれ」

「じょ、冗談だって……うん。問題なし、と。スカート丈よし！頭髪黒！メイク無し！爪も切られててピアスもなし！…て、あれ？足どうしたのこれ」

「昨日の遠足でちょっとね。見た目ほど怪我酷くないから大丈夫」

「ほんとに？小さい頃からずっと怪我多かったし、俺心配だよ。女の子なんだからね？」

「気をつけるって。じゃ、がんばってね」


善ちゃんと別れて教室に向かう。そういや、伊之助も風紀委員だよな。理解してるんだろうか。そもそも自分が風紀委員だって分かってんのかなあの子。


てか、この足のことみんなに聞かれるんだろうな。いちいち説明すんのめんどいし、これ、包帯取っちゃダメかな。コレのせいで目立ってさっきも善ちゃんに突っ込まれたし。安静にって言われたんだっけ。しゃーないか。




案の定、教室に入った瞬間囲まれ質問攻め。すみちゃんにはちょっと泣かれた。熱あったって聞いてたけど良くなったんだ、よかった。

竈門くんが教室に入ってきた時、ちょっと身構えてしまったけど、いつも通りの彼を見て昨日のことは夢だったんじゃないかと思った。ううん、きっと夢だ。そうに違いない。忘れよう。


先生が入ってきてHRが始まる。特に連絡することもなさそうだし、早く終わりそうだな。てか、心なしか今日の冨岡先生顔色がいい気がする。鮭大根パワーか？

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