37、堕ちかけ ページ39
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｢...何故、そう思ったのですか？｣
私はいつも通りに笑うと青江さんはまた溜息をついた。
それから私から離れ、何処からか鏡を出してきて｢自分の顔、見てみなよ。｣と渡してきた。
私は言う通りに鏡を貰って顔を見てみると...
｢...何、これ...？｣
＿＿＿どす黒い、赤が混じった目をした、私が映っていた。
私が言葉を詰まらせていると青江さんが｢堕ちかけていたんだよ。｣と教えてくれた。
...堕ちかけていた？私が...？
｢...何やってるんでしょうね、私。
皆さんを笑顔にする、支えるって決めたのに...｣
そう言い、私は笑った。
だが、不思議なことに上手く笑えない。
“笑うことまで出来なくなっちゃったのか”
私はそう思い、悲しくなった。
悲しくなった、のに涙さえも出ない。
...何も、出来なくなってしまった。
...私は、やっぱり＿＿＿
そう考えていると青江さんが口を開いた。
青江｢Aちゃん、疲れが溜まってきてるんだよ。｣
たまには息抜きも大切だよ？と微笑みながらいう。
｢...息抜きをしている暇がないんです。
優太さんがいつ、目が覚めるか分かりませんし...｣
目が覚めた時、一人だと寂しいですからね。と私は言い、笑顔を作ろうと頑張るが、いつも通りに行かない。
なんで...！と思いながら顔を触っていると青江さんがまた口を開いた。
青江｢...気負いすぎだよ。
確かに、僕達は皆を支えてくれないかと言った
でも、そのせいで君を苦しめているのなら、もう支えてもらわなくていい｣
青江さんは私の目を真っ直ぐに見つめながら言った。
｢...っ！私はまだ何もしていません！
...やっと皆さんの役に立てると思ったのに...！｣
見ているだけだなんて、もう嫌だよ。
皆の悲しそうな顔を、見たくない...！
そう思いながら青江さんを見ると、青江さんは少し笑って私の頭に手を置いて撫でた。
青江｢そう思っているのなら、休もうか。｣
これ以上無理をしていると、Aちゃんの体が持たないよ。と目を優しく細めて言ってきた。
｢...はい。わかりました。｣
青江さん、こういう時はかっこいいな...というのは心に留めておいた。
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少しの間更新をサボってしまい申し訳ございません！
実は今、テスト期間なんです...
テストが終わったら更新速度が戻ると思うのでそれまで少々お待ちください。
2018.10.11 みほ
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みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです！顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年9月21日 20時) (
レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか？MVPとは、誉の事…ですよね？続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年9月15日 10時
