検索窓
今日:34 hit、昨日:5 hit、合計:57,550 hit

40.失恋 ページ41

『じゃあ、それぞれの係の仕事お願いしまーす!』


放課後、私たちのクラスは、衣装、照明、背景、などの様々な係を担当し、本番までに完成させる。

珠莉「Aちゃん!!」

『あ、珠莉ちゃん。どうしたの?』

珠「Aちゃんって、運営でしょ?」

『うん』

珠「当日の劇で音楽とかどうするの?」

『んー。その辺まで決めてなかったな』

珠「じゃあ、私たち吹部が生演奏しよか!」

『本当!?』

珠「うん!私たち吹部もさ当日最後の締めとして、演奏するんだけど、その一つ前がこの劇でしょ?

だから、私が部長に頼み込んでみるから、アラビアンナイト、ひと足お先に、フレンドライクミー、アリ王子のお通り、ホールニューワールド、スピーチレスは、生演奏!!どう?」

『最っっ高!!』

珠「やった!!じゃあ、作業終わって、部活で先輩に頼んでくる!」

『ありがとう!!』

珠「それと、一つ教えて欲しいことあんねんけど、」

『?出来ることなら答えるよ。』

珠「……あのさ、Aちゃんって侑の事好き?」


『えっ…』


いきなり、私の好きな人が侑か聞いてきた。

珠「Aちゃん、いっつも侑の事見てるし、侑だって、Aちゃんの事……あの、答えずらかったら答えなくても『好きだよ』え?」

『私、侑の事、好きだよ』

珠「そっか!じゃあ、文化祭で告らなきゃ!」

『んー。頑張ってみようかな』

珠「うん!頑張ってね!応援してる!」


珠莉ちゃん、侑にベタベタするようなミーハーな子だと思ってたけど、可愛くて優しい子なんだな。





珠莉side


私は、普段使われない校舎の階段にいる。


珠「そッか……そうだよね…グスッ

はぁ、失恋しちゃったな…」


私の目からは、溢れんばかりの大きな涙が音もなく流れていく。

あぁ、私、こんなに侑の事本気だったんだ。


珠「グスッ……カッコわる」

?「そんな事ないんやない」

珠「!?…ぎ、銀島くん」

銀「侑の事、好きやったん?」

珠「おん」

銀「ほうか、、

のぉ、立花」

珠「何?」

銀「俺、お前の事、好きやねん」

珠「え?」

銀「今、弱ってるところに漬け込むみたいやけど、本気なんや、付き合ってくれへん?」

珠「わ、私。侑の事好きなんだよ?」

銀「それでもええ。いつか、俺の事が1番好きになるようにしたる。」

珠「そりゃ、楽しみやな。こんな私でええの?」

銀「おん、お前がええ」

珠「じゃあ、よろしくお願いします」

銀「ほんま?」

珠「おん、ほんま」

41.準備→←39.劇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
164人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー&8252; , 宮侑 , 稲荷崎   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ut(プロフ) - 面白いです!いつも見てます。オチは角名がいいです! (2020年9月27日 18時) (レス) id: b32c4e10d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちーーべすな | 作成日時:2020年4月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。