38.宮の心情 ページ39
侑side
夏休みの最終日
夏祭りがある日
俺は、角名とAの様子を見に行った。
そしたら、案の定見つけることができたが、
Aは綺麗な浴衣を着ていて、
角名の隣で笑っていた。
角名も、Aの事を愛おしそうに見ている。
Aと角名が端に行って、角名だけがその場を離れた。
角「侑、やっぱり来たんだ」
侑「当たり前やろ。好きな女子が他の男と祭りに来とるんやもん」
角「へー」
侑「角名は何でこっち来たん？」
角「おつかいと侑に宣戦布告」
侑「は？」
角「おつかいは、綿飴といちご飴。
宣戦布告が、
俺、このあとAに告白するから」
侑「っ！ちょ」
角「まぁ、最後まで聞きなって」
侑「…」
角「多分ね俺、告白しても振られちゃうから。
あくまでも、気持ちを伝えるだけ。
そんでね、振られる理由がきっと侑だから。
ここまで言えば分かるよね？」
侑「おん」
角「だから、もしAが泣いたり辛い思いをしたりなんかしたら、
俺が奪うからね。
じゃあ、それだけだから おつかい 行ってくるね」
それだけ言って、角名は人混みに消えていった。
このままAと角名を追いかける意味もないし、そこで俺は家の方向へと戻っていった。
.
翌日
俺は久々に目覚めがよく、パチっと目が覚めた。
そのまま、着替えて朝食をたべて髪の寝癖も整えて、
余裕を持って家を出た。
サムは、様子のおかしい俺を見て、先に学校へ向かった。
だから、誰だも話さずゆっくりと学校へ向かう。
学校に行けば、Aは友達と話している。
始業式、校長の長い話を右から左へ流す。
担任「2学期も始まるので、席替えをしようと思う！
席替えの仕方はくじ引きな！皆んな、恨みっこなしだぞ」
は？席替え？
Aとまだ、話してもいないし、避けられている理由も分からない。
これ以上、接点が無くなったら、
担任「じゃあ、くじ引いてけーー」
順番にくじを引く。
6番
廊下側の1番後ろ。
まあまあの席かな。
無言のまま、席を変える。
あ、隣の女、嫌いな奴だ。
勝手に話しかけてくんな。
勝手に触ってくんな。
勝手に笑ってろ。
それでも俺は愛想笑いをする。
席替えなんて、したくなかった
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Ut(プロフ) - 面白いです！いつも見てます。オチは角名がいいです！ (2020年9月27日 18時) (
レス) id: b32c4e10d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちーーべすな | 作成日時：2020年4月29日 23時
