元彼は学校の人気者【宮侑】【角名倫太郎】 (ページ21)

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20.相談ページ21

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___「Aみたいな！面倒いやつ嫌いや！」

___『私も、侑みたいな無神経野郎は嫌い！』

ｶﾞﾊﾞｯ

『はぁ、はぁ、嫌な夢。最近よく見る。』

合宿の夜。侑との喧嘩を思い出した。

来ていた、Tシャツは汗でくっ付いていて気持ち悪い。

『着替えよ』

ﾊﾟﾊﾟｯと新しいTシャツに着替える。
それと同時に、暑いので髪をお団子にする。

『……喉、乾いた』

学校に合宿しているので、中庭にある自販機に向かう。

ｶﾞｺﾝｯ

近くにあるベンチに座り、ペットボトルの水を飲む。

『…ふぅーー、目覚めちゃったなぁー』

夏の生暖かい風が吹く。

ﾍﾟﾁｯ

『ひぅ！？！？』

うなじに冷たい感覚。

角「お、いい反応ー」

『り、倫太郎。心臓止まったんだけど』

角「ごめんごめん、こんな時間に一人？いま、2時だよ？」

『ちょっと嫌な夢見ちゃって、倫太郎こそこんな時間に何してんの？』

角「2年たちが、寝てるのそこの二階。中庭に面してるから、自販機の音で目が覚めた。」

『そっか』

角「これいる？」

差し出されたのは、チューペット。

『倫太郎の好物じゃん』

角「そうそう、食べよ」

『うん』

倫太郎とベンチに横並びになりチューペットを食べる。

『おいし』

角「…A、さっき嫌な夢見たって言ってたけど大丈夫？相談のろうか？」

『……倫太郎ってさ、私が侑と付き合ってたの知ってるよね？』

角「まあね」

『別れた原因は？』

角「…それは、分かんないや」

『…私は、何が原因なのか覚えてないんだけど喧嘩しちゃってね。それで、お互い余裕もなくてそのまま別れちゃったんだよね。』

角「その喧嘩って、侑が原因？Aが原因？」

『んー、覚えてないや。でも、私は当たり障りない感じに過ごしてたんだけどね。

それでも、侑は気に喰わなかったみたい。

何がダメだったのかな？ハハッ分からない』

乾いた笑いをこぼす。

角「Aは、_______ぃよ」

『え？』

ﾄﾞｻｯ

『………え？』