第三話 ページ5
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貴方｢……まさか全部売れるとわなー｣
大量に籠に入っていた炭は、町の人達が全て買い取ってくれた。特に女性の方達が。
辺りもすっかりオレンジ色に染まっていて、帰る頃には真っ暗になっているであろう。
貴方｢(この世界、カタカナが使えないから不便だなと思っていたが……)｣
＿＿＿＿俺を大切にしてくれる竈門の家族に会えたから、案外悪くないな。
そんな事を思うと、Aは早く母さん達に会いたくなり、小走りで山を登って行く。
*
そんな時、道中に寂しく建てられている建物から、知り合いのおじさんが現れた。
三郎｢＿＿＿＿お前、今から帰んのか……
山に帰るのはやめろ。"鬼"が出るぞ｣
貴方｢だけど俺身体頑丈だし、平気だ＿＿｣
三郎｢いいからやめろ。今日は泊まってけ、いいな｣
貴方｢え、ちょっ！おいっ｣
早く花子や禰豆子達に会いたかったAは、三郎に無理矢理腕を引っ張られ、強制的に家の中へと連れてかれた。
仕方ないと諦めながら、三郎が作っておいた豚汁をズルズルと飲み込むA。
貴方｢……なぁ三郎さん、"鬼"ってどんな奴なんだ？｣
ふとAは、外で三郎が言っていた鬼の事について聞いてみた。
三郎はA用の布団を用意しながら、顔を少しだけ顰める。
三郎｢……昔から"人喰い鬼"は、日が暮れるとうろつきだす。だから夜は歩き回るんじゃねぇ｣
貴方｢(鬼は人を喰う……か)｣
三郎｢食ったら寝ろ、そんで朝一に帰ればいい｣
貴方｢……おー｣
Aは軽い冗談だよな……と思いながら、三郎が敷いてくれた布団に潜り込んだ。
貴方｢なぁ、"鬼"は家に入ってこないのか？｣
三郎｢入ってくる。昔から"鬼狩り"様が切ってくれるんだ。だから俺りゃこうして生きている｣
明かり消すぞ、と三郎が言葉通りにあかりを消し、部屋は真っ暗になった。
……三郎は家族が亡くなってしまってひとりぼっちだった。きっと寂しいんだ。
貴方｢(今度炭治郎達を連れて遊びに来よう。そうすれば、三郎さんも少しは笑顔を見せてくれるだろう。
……鬼なんか、この"世界"にはいないよ)｣
＿＿＿＿俺はそう思いながら、ゆっくりと瞼を下ろした。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね！私逆ハー大好物なので嬉しいです！鬼滅の刃のキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2023年4月14日 21時) (
レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - ひゃくまるさん» 許可もらった！！嬉しいです！！ありがとうございます！頑張ります！！（`･ω･´） (2019年8月25日 10時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - ありがとうございます！ぜひぜひ、使って下さい！もうすぐ続編なんですね、楽しみです(*￣∇￣*) (2019年8月25日 9時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - 上手すぎて目眩がッ！！ありがとです！(興奮)もうすぐ続編なので、使わせてくださいッ！ (2019年8月25日 2時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/9/d/29de397f5bb1d59cf9a14e1c54b4764a.pngできましたので貼っときます！作者さんイラスト上手いので気に入るかわかりませんが(^-^; (2019年8月24日 18時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2019年8月13日 3時
