第三十話 ページ33
疲れながらも、すぐさま声のする方へ走って行くと……
そこにはAと似たような髪色をした少年が、テケテケのような鬼に追いかけられていた。
貴方「……??」
「ギャアアアアッ!!!死ぬ死ぬ死ぬぅうう!!!」
鬼「キキキキッ」
混乱しながらも2人を追いかけ、鞘から刀をだしいつでも斬れるように力を入れる。
そしてそのまま飛んで、空中で鬼の首を目掛けて刀を前に出す。
貴方「弐ノ型……『水車』ッ!!」
「!!」
一回転してそのまま綺麗に着地すると同時に、後ろからコトッ……と頭が落ちた音が聞こえてきた。
ふぅう……と一息つきながら刀をしまうと、目の前にはポカーンと立ち止まる少年の姿が……。
貴方「ここから東に行けば日光が浴びれるぞ!
それじゃ!健闘を祈る!!」
「へ?あ、ありがとう……
_____ってもう居ねぇし!?なんなの!!!御礼くらいさぁ!?
_____」
後ろからなんか叫び声が聞こえるが、鬼の気配も感じないし、早く休みたいAは、無視して走り去った。
*
____そして時は過ぎ、7日後の夜。
Aは稀血という珍しいものがあるせいか、鬼によく狙われていた。……そして今も。
貴方「鬼を人に戻す方法をッ!!」
鬼「知らねぇ……よッ!!」
ガンッ……と鬼の爪と刃物がぶつかり合い音が響き渡る。
Aはしゃがみこみ、両手で身体全体を支えそのまま身体を上に浮かせ鬼の顎を蹴り上げる。
鬼「ガハッ!!」
空中に浮いた鬼に向かってAも飛び、そしてそのまま水車で仕留める。
ストンっ……と地面に着くと、遠くから藤の花の匂いがしてきた。
貴方「……乗り越えた」
ゆっくりと歩くと、そこには先に着いていた三人の生き残り達。
あんなに大勢いたのに、手鬼から助けた人も居なかった。
「死ぬわ、俺……死ぬ死ぬ
……ここで生き残っても結局死ぬわ」
貴方「(……?)」
どこかで見た事ある黄色い髪色の少年が、絶望したような顔で呟いていた。
「「おかえりなさいませ」」
貴方「!」
____振り向くとそこには、あの時の黒髪と白髪の男の子と女の子が立っていた。
578人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【鬼滅の刃】累のお気に入り【累】
【鬼滅の刃】【男主】マイケルとオトモモチってだけでめっちゃ切られるけど、あい...
もっと見る
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね!私逆ハー大好物なので嬉しいです!鬼滅の刃のキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってくださいね! (2023年4月14日 21時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - ひゃくまるさん» 許可もらった!!嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります!!(`・ω・´) (2019年8月25日 10時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - ありがとうございます!ぜひぜひ、使って下さい!もうすぐ続編なんですね、楽しみです(* ̄∇ ̄*) (2019年8月25日 9時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - 上手すぎて目眩がッ!!ありがとです!(興奮)もうすぐ続編なので、使わせてくださいッ! (2019年8月25日 2時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/9/d/29de397f5bb1d59cf9a14e1c54b4764a.pngできましたので貼っときます!作者さんイラスト上手いので気に入るかわかりませんが(^-^; (2019年8月24日 18時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユキ | 作成日時:2019年8月13日 3時