神様天使が現れました

神宮寺勇太やっぱり気になる ページ39

家に帰ったら朝の少し体調が悪い嶺亜がいた




｢ただいま｣




｢おかえり神宮寺｣




なんも変わらない平凡な笑顔




その裏に何個顔があるの？




いや、嶺亜は嶺亜だ
俺は何考えてんだよ




｢お粥作るね｣




｢ありがと｣




我に返って携帯片手にご飯を炊く





俺の知らない嶺亜があっても俺が知ってるのはあの嶺亜だけ
俺は知らないことに首を突っ込まなくてもいいの




｢できたよ〜｣




熱々のお粥を小さいお椀に移しベッドに持っていく





｢ありがとう!いただきます！...ん〜んまい！｣




相変わらず美味しそうに食べてこっちまで幸せになる



知らなくてもいい知らなくていいのに...




｢ねぇ、嶺亜...嶺亜はさ高橋海人って人知ってる？｣





｢...｣





嶺亜の持ってたレンゲが落ちてから
一拍たったら動き出した




｢誰？それ？知らないよ｣




｢え、でも...｣




｢あ、ごめん布団にお粥が着いちゃった
あとで洗っとくね｣




布団のお粥を取ってる嶺亜はいつにも増して笑顔だった



ぎこちない笑顔

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