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S「…え?」



A「俺のことだけ考えてればさ、二宮くんのこと考えなくてすむじゃん」



S「ああ…そういうことね」



びっくりした。なんか少女漫画のイケメンくんみたいなセリフを低い声で言うから。



あ、ドキドキはしてないけど




A「そしたら二宮くんの勘違いもいずれ無くなるって!」



S「…そんな上手くいくかな?」



A「やってみなきゃわかんないよ!」



なんだかすごく元気な雅紀に不安が募るも、このままよりはいいかと思った。



S「…じゃあそうしてみるか」


A「うんうん!じゃあさじゃあさ、これから何があっても俺に言うこと。どんなちっちゃなことでもね!」



S「そんなに細かく?」




A「細かく!そうじゃないと二宮くんのこと考えちゃうよ!?」


S「…分かったよ」




A「フフッ よろしくね、翔ちゃん♡」


S「やめてくれ」



冗談交じりで笑いながら言ったものの、なんだか少し気持ちが楽になった気がした



そして、次の日から、俺が毎日している校門での生徒へのあいさつに雅紀もついてくるようになった



S「おはよう」



「おはようございまーす!あれ、相葉先生?」



A「うん、おはよう!」



「おはようございます!なんでいるんすか??」



A「んー、翔ちゃんと一緒にいたいからかな!」


「ははっおもしれぇ、お似合いっすよ、お二人 笑笑」


A「ありがとぉ〜♡」

S「ちょっ、何言ってんの」

A「嬉しいくせに〜」

S「あ〜、早く行かないと遅れるよー」


「ほんとだっ!じゃあね先生!」


A「ちょっと、無視しないでよぉー!」


S「うるさいよ 笑笑」




ものすごく賑やかな朝を迎え、本当に二宮のことを考えていなかったそのとき


N「翔ちゃん今日も可愛いね…って、相葉先生?」

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作者名:めい | 作成日時:2018年7月9日 17時

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