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高木先輩にまさかドサクサに紛れて好きだと言われるとは思わなかったから。
何よりも私がすぐに断らなかったのが悪い。
でもこの人に守られたい、守られていたい。そう思ったのも事実だ。
今日は火曜日。久々の学校だ。
いつも同様優花が迎えにきて登校し、放課後にはもちろん部活がある。
A「私に残された時間は部活が始まるまで……」
────────部活終了後。
ちゃんと言おう。私には光くんしかいない。
A「高木先輩!あのっ」
高木「あ、Aちょっとついてきて。」
そう言って私は近くの海までやってきた。
高木「みて、綺麗でしかも超広いっしょー?」
A「はい…….」
高木「光くんと仲直りできた?」
高木先輩はそう聞いてきた。やっぱり先輩は優しい。
A「ほんとにいつもありがとうございます。私先輩に守られなくていい強い女になります。絶対。この海に誓います。」
高木「ふふっそれがAらしいわ。俺もうちょいここにいるわ。Aは帰っていいよ!ごめんね時間取らして。」
彼はそう言ってまた海を眺め始めた。横顔がとても綺麗で、真っ直ぐを見る目はかっこよかった。
高木先輩ありがとうございます。
私は光くんの元へ走り始めた。
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2017年3月17日 13時