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高木「女バスの練習もなかなかキツいことしてんのな!」
A「そうなんですよ…夏の試合に向けて今は走り込みをしているんです。」
高木「A……なんか今日暗くないか??いつもなら『女バス見る暇あるなら、自分の練習にもっと集中してくださいよ高木先輩!』なんて言うのになぁ。」
あっ……高木先輩はわかってくれるんだ。私が落ち込んでること。
誰も気づかなかったのにさ。
A「いやなにもないですっ」
高木「へー、なんもないのに泣くんだ?」
気づいたら私の目には涙が溢れていた。
泣くのは昨日だけって決めていたのに。
私、ダメだなぁ。。。。
?!!!!
気づけば高木先輩に抱きしめられていた。
暖かかった。また涙が止まらなくなった。
落ち着いてきて先輩は私を家まで送ってくれると言った。
高木「へーお前の家の近くの桜並木綺麗なのな。」
先輩はあえて、泣いた理由を聞いてこない。
高木「やっべ!超いい匂いすんじゃん!あれだ、焼きとりじゃね?」
A「ですねっ(笑)」
忘れかけていたのに、また光くんを思い出す。
A「やっぱり今日はここまででいいです。送ってくださりありがとうございました。」
私はそう言った。
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2017年3月17日 13時