Four 芽生える ページ5
『たっだいまぁ…』
「おかえり！ A、どうだった？」
小さな扉を開けて中に入ると、ずっと待ってくれていたのかキルアが飛びついてきた。
『何か、変な仕事手伝わされる事になった…』
「何だこれ？ 付き合ってんの？」
『んなわけあるかい』
ヒソカからもらったさっきの紙を見せる。
いや、手伝ってくれるのは嬉しいんだけどさ、キルア。
私ヒソカの事好きじゃないからね。
「しっかしヒソカも何でAなんかと…
ヒソカならもっといい女知ってるだろ」
『失礼だよ』
「しかもこんな幼児体型の童顔で、しかもすげぇ年の差だろ」
このガキ言わせてやればぺらぺらと…
でも、年の差があることは認める。
『まだ私20だもんなぁ……』
「おばはんじゃん…いてッ」
『自業自得じゃ』
まだ若いのをいい事に
私の事を嘲笑ってきたのでとりあえず一発殴っておいた。
というかこいつまだガキんちょだろ。
「これ、いつ？」
『2週間後』
「じゃ、今から服買いに行こーぜ！」
『…はい？』
デート(？)の日程を伝えると、
そう言ってキルアがニヤリと笑った。
ぐい、と掴まれたかと思えば、
風のように早く走って、家をでた。
「＿＿……なぁなぁ、これは？」
『却下。私金属アレルギーなんで』
現在、隣町の百貨店でキルアとお洋服選び中。
まさか本当に選んでくれるとは思ってなかったけども…けどもだ。
「何だよ、チェーンぐらい…じゃ、これ」
『むりむり、そんなぴっちりしたのお腹出てるのばれるでしょーが！』
「いや、元々出てる、…いてッ
……あー、じゃあこれは！？」
『いや、赤色とか似合わないし、』
「だあーー！ もう！
お前は面倒くせぇやつだな！」
『何であんたが怒るんだよ！？』
さっきからキルアの進める服は全部セクシーなドレスばっかり。
いや、パーティに行くんじゃないんだからさ？
もっと考えようよ、うん。
「じゃ、何がいいんだよ！？」
『それがわかんないから困ってるんでしょーが！！』
百貨店のそこそこいい値段する店で5歳も下のキルアと口喧嘩をする。
まず、付き合ってくれるのは嬉しいけどさ！
2週間後だよ！！
何で今決めるのよ！
「んんん……あ、これは？」
『…！ 可愛い…！』
カチャ、とキルアが手に取ったのは、ピンクと白のワンピース。
王道だけど、ふわりとしたその服に自然と目は輝いた。
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
