【ハイキュー！！】白鳥から烏へ ＜part４＞

１３５羽 ページ5

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扇南戦を負え、次の相手を確認するべく対戦表を見ている烏野メンバー。その後ろを次の対戦校である角川の2ｍの身長を誇る男が通り過ぎた。



「201cmと162cmかぁ。」
「お！おれは四捨五入すれば163、」
「201cmと162cm、40cm差か。」
「聞けよ！」



日向が山口、月島とそんな会話する。それをどうにかフォローをしたいのか、谷地がやってきて必死に言った。



「よ、40cmなんてケーティちゃんと同じサイズだよ！そんなに大きくないよ！」
「それはフォローなの？」
「仁花が傷口に塩塗ってる。」



月島は不思議そうに、Aは面白そうに茶化した。フォローするつもりだった谷地は「塩！？えぇ！？」とあたふたと手をばたつかせる。



「テカチュウも確か４０ｃｍ……。」
「フジクジラも。」
「確か平均的なクロダイも。」



山口に続いてAと月島が呟いた。谷地と山口は頭上にクエスチョンマークを浮かべて「フジクジラ？クロダイ？」と問いかける。



「鮫の一種。」
「言わずもがな、魚の一種であり鯛の一種。」
「おぉ……。」
「二人とも博識！」



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「ねぇ、翔陽。」



フジクジラと合体したい、などと意味の分からないことを言っていた日向の肩をたたく。



「リエーフは194cm。それと2ｍなんて、大体6cmしか変わらない。それに、190×3枚のブロック相手にブロックアウトとったって聞いたよ。何ビビることがあるの、黒尾さんや木兎さん見たいな全国レベルのチームの主将さんに教えてもらったんだから、自信もっていきなよ。」



笑顔を浮かべて日向の背中をポン、と叩く。その瞬間、練習を始める合図のホイッスルが鳴り響いた。手中に添えていた手を押して、日向を一歩前に踏み出させる。



「いってらっしゃい。」
「……おう！」



日向はいつも通りの眩しい笑顔でAに言葉を返した。



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