１６７羽 ページ36
「……は？」
気づくとコートについていた……そんな感じだった。
澤村が若干反応したがボールに触れることもできず、及川のサーブは烏野のコートに叩きつけられた。
最も一本できりたいサーブNo,1の及川のサーブにノータッチエースを取られてしまった。
烏野には張り詰めた空気が流れる。
さらにもう一本。
身構える烏野の想像とは違い、及川は若干サーブをミスし、ネットに当たった。
「前、前！」
「クッソ！」
西谷がギリギリ滑り込んでくる。
それを月島が「田中さん！」と声を上げて、アンダーでのトスを上げた。
田中がそれを打つ。ブロックの手に当たってから青城のコート外に落ちたボール。
和久南の中島のように、ブロックアウトで点を取った。
この点によるローテーションによって月島が下がる。
――ここで
「(菅原さん、投入)」
「スガー！ナイッサー頼むぞ！」
「おーう！」
まずは菅原のサーブ。
「(京谷さんの攻撃は厄介。異常なくらい。
――だったらさせなければいい。そう、狙って�犖�制�瓩靴舛磴┐个いぁ�)」
菅原がサーブを打つ。
――京谷の少し前方に向かって。
「くっ！」
身をかがめてレシーブする京谷。
「(上手くいった！！)」
これで京谷の助走を確保する時間を奪った。京谷にトスが来ることは――ほぼ０％。
金田一に上げられ、彼によって放たれたボールを菅原が拾う。
日向がコートの右端に一直線に走って、そこへ影山がトスを出す。
金田一のブロックに一度当たったが、そのままボールは青城コートのサイドラインの外側へついた。先ほどの田中と同じくブロックアウトをとったのだ。
また菅原のサーブ。同じように京谷の少し前に落として、京谷に膝をつかせた。
つながれてスパイクを打たれたボールを澤村がレシーブする。
……と、影山と菅原がポジションを入れ替わった。
ツーセッターの体制であるからできるこの攻撃手段。
影山がスパイクの助走を確保する。
菅原が影山へトスを上げて――影山はストレートにきっちり打ち、点を取った。
「(やっぱ飛雄のストレートの決定力は惚れ惚れするよ)」
このスパイクによって、１７対１６と、後一点で同点と言うところまで追いついた。
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もち - 初コメ失礼します。あの、セットポイントとマッチポイントの違いはご存知ですか？所々間違っています。凄腕マネという設定なら、そういうのはキチンとされた方が良いのでは…？ (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 9c382bbadc (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - 135話で、角川の長身選手の身長が１ヶ所だけ間違えて書いてあります。 (2019年8月24日 11時) (レス) id: 17d30bab42 (このIDを非表示/違反報告)
魂祐 - 黄金川が正しいです (2017年6月6日 11時) (レス) id: f41f51613c (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - 面白いです！155羽はどこに行ったんですか？ (2017年1月27日 23時) (レス) id: b2365399a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔 - 雪氷さん» 楽しみに……！ありがとうございます！光栄でござる(*´｀)← 好きと言ってもらえて嬉しいです！投票もコメントもありがとうございます！！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年8月4日 4時
