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「だ、大丈夫か?ちゃんと前を向い……
…!?」
途中で自分が何をしているのか理解したのか、司は慌ててAを引き離した
咄嗟に体が動いて、思いっきりAを抱きしめる形になっていた。
「ち、ちがっ……今のは…、あれだっ…!!」
顔を酷く真っ赤にして、あわあわと目を泳がす
そんな彼を見て、Aはふ、と笑い出した
『ありがとう、天馬さん。あ、今みたいにぶつかるの怖いし、手でも繋ぐ?』
顔が真っ赤な司に対し、顔色ひとつ変えず手を差し出すA。
司は差し出された手を
静かに、目を逸らしながら取った
「…勘違いするな、お、オレは別に、お前と手を繋ぎたいわけじゃない…」
『えー残念。私は繋ぎたかったけどなー』
ほぼイタズラ心で残念そうに、する、と繋いだ手を離そうとするA
司は慌ててAの手を離さまいと強く握った
「っ…離せとは…言ってないだろう…」
『素直じゃないな〜』
「うるさいっ!!」
それから、二人はアトラクションに乗ったり、写真を撮ったりして存分に楽しんだ
そして……あっという間に空は暗くなり、夜。
暗くなったと同時に、あたりはパッと光に包まれた
クリスマスの日に設置される大きなもみの木も、キラキラと光に照らされる
イルミネーションだ。
『……きれい…』
キラキラとひかるイルミネーションに目を打たれていると、頬にひんやりとした冷たいものが落ちてきた
「……雪か…?」
『本当だ、ホワイトクリスマスだね』
「…」
イルミネーションに照らされながら、笑いかけるA。
いつもと違う彼女に、顔に熱が集中する。
そして、ゆっくり彼女の手を、自分から繋いだ
『…!』
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アイ(プロフ) - わー、更新待ってます泣 (7月27日 11時) (レス) @page21 id: 8e85720291 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新待ってます (2023年4月7日 23時) (レス) id: cdedb7c8a1 (このIDを非表示/違反報告)
みくたみ(プロフ) - サナさん» そんなことないですよ✨とても嬉しいです!ありがとうございます💕 (2023年1月28日 22時) (レス) id: 716d59821e (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 推し(冬弥)が、国宝で、尊すぎる。国宝ってなんか私、キモいですね。すみません (2023年1月28日 14時) (レス) @page4 id: 18e9f46821 (このIDを非表示/違反報告)
みくたみ(プロフ) - ミカエラさん» 設定のお名前は自分で好きなように変えられますよ✨苗字は○○で設定してあります🫶 (2022年9月29日 23時) (レス) id: 716d59821e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みくたみ | 作成日時:2022年5月12日 2時