18th Snow 燦然たる救世の光 ページ5
地下要塞
傷を負った身体を引きずり、戻るや否や8人はその場に座り込む。
ショウタ「だめだ…」
リョウタ「レンを、取り戻せなかった…」
ダイスケ「悔しいよ、俺。」
特にリョウヘイは、レンから最初に斬られた事もあり、他の仲間よりも身体が痛む様子。座っていることもままならない程、疲弊して倒れるリョウヘイを、ラウールが受け止めた。
素能玉雪「大丈夫…?じゃないすのね…」
ラウール「俺達は何とか大丈夫。だけどリョウヘイが…」
素能玉雪「手当てが必要すのね。」
玉雪から救急セットを受け取り、ラウールはリョウヘイの身体の傷と汚れを優しく拭う。
ラウール「思ったよりも、深く斬られてるな。」
素能玉雪「ブレイブナイトモードに変身しなければ、病院送りだったすの。」
浅い傷に触れて術をかけ、丁寧に包帯を巻いた。
ラウール「御気分、いかがですか?」
リョウヘイ「ありがとね、ラウール。大丈夫だよ。」
コウジ「俺が取り乱したせいで、ホンマにごめん…」
リョウヘイ「俺も、さっき怒鳴ってごめん。焦ってたのかも…」
コウジ「リョウヘイ…ううっ…」
声を震わせ、コウジは泣き出してしまった。
タツヤ「取り乱したことなんて気にしてないよ。コウジ、泣かないで。」
素能玉雪「モジュールをタツヤが壊したことで、時間稼ぎができるすの。今のうちにゆっくり休んで、戦いに備えるすの。」
ヒカル「でも、そうも言ってられないんだよね…ビークル全機破損が見られる。」
コウジ「確かに、めちゃくちゃや。」
作業場に置いてあるビークルは傷だらけで、所々に焼け焦げたような跡も見られた。
ダイスケ「もし巨大化した敵が襲ってきたら、俺達勝ち目無いよね。」
ショウタ「巨大化したレンとか、俺絶対ヤダわ。マジ勘弁。」
タツヤ「やっぱり、修復の必要があるな。」
素能玉雪「でも、危ないすの。怪我が治らないすの。」
ラウール「浅い傷なら俺が治す。神様が授けてくれた力、生かさないなんてもったいないもん。」
リョウタ「そうだね。」
タツヤ「みんなで協力すれば出来るよ。」
素能玉雪「みんな強いすの。頼もしいすのね。」
リョウヘイ「俺もやるよ。」
ヒカル「まずリョウヘイは怪我の治療に専念したほうがいいよ。今のままじゃ絶対に戦えない。」
素能玉雪「リョウヘイの役割こそ、自分の怪我を治すことすの。」
リョウヘイ「分かったよ。」
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snow(プロフ) - 続き待ってました！外伝のオチは決戦に持ち込むオチにしますね！ (2021年3月21日 6時) (
レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アドク | 作成日時：2021年3月20日 22時
