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地下要塞
チョコレートの粒が入ったスコーンとタルトが、薔薇模様の白いお皿に乗っている。
ヒカル「この季節は良いことばっかりだよね。明日も限定品があるから買いに行かないといけないだろ?それに、次の週末も買いたいのがあるし…」
コウジ「どこから湧いて来るねん、そのお金は。」
ヒカル「この時の為にチョコレート貯金をしてるからな、俺は!」
レン「このお茶、やっぱり好き。良い匂いがする。」
リョウタ「レンのお気に入りの紅茶を選んだよ。」
今日は要塞内にクラシックの音楽が流れた。アフタヌーンティーは雰囲気から作るものだと、リョウタが拘ったのである。
レン「これがスコーンとタルト…」
リョウヘイ「スコーンは1口くらいで食べられるサイズにちぎって食べるんだってさ……おお…野生児…」
リョウヘイ雑学そっちのけで、レンはスコーンに噛みついた。
レン「美味い。」
リョウヘイ「美味いなら良かったね。」
リョウタ「あとは、果物のソースが合うんだよ。」
艶のあるソースが幾つかある中から、柑橘系のソースを選び、スプーンで乗せて口へ運んだ。
レン「味が変わった…スッキリする匂い…」
リョウタ「気に入った?」
レン「気に入った。」
優雅なティータイムも束の間、要塞内にサイレンが鳴り響く。眉間にしわを寄せ、ヒカルは明らかに機嫌が悪そうだ。
素能玉雪「市街地にディスドールすの!」
ヒカル「俺の至福の時を邪魔するなんて…最低だな。」
素能玉雪「スノーマン、出動すの!」
8人「うん!!!!!!!!」
ヒカル「何で今日に限って…はあ…」
溜息をつきながら、ヒカルは最後に渋々要塞を出ていく。
スノーポリス 市街地
?「僕が創造するショコラを存分に味わうがいい!」
黒地に金装飾が施された調理服を身に纏う、色鮮やかな鳥の頭で不気味な風貌をした怪物がいた。その怪物は、チョコレートの液体を絞り器型の武器を使って街中にまき散らしている。
タツヤ「そこまでだ、ディスドール!!」
?「来たかスノーマン!」
リョウタ「ティータイムの邪魔をするなど許せん。」
?「ならば、ホットチョコレートを差し上げよう。」
絞り器型の武器から、再びチョコレートの液体が勢いよく噴射された。
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snow(プロフ) - アドクさん» 更新、楽しみにしてますね！ (2021年2月7日 10時) (
レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます。続きは私が書いててツラくなりました(笑)次回もお楽しみに! (2021年1月29日 10時) (レス) id: 8fc14d97df (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - この後、レンがどうなるのか気になります！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アドク | 作成日時：2021年1月16日 9時
