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リョウヘイ「帝国イプロか…いつか行ってみたいな。世界遺産もたくさんあるし。」
ラウール「輝いてるね、このチョコレート。ヒカル、買ったのかな?見てみたいなあ〜」
タツヤ「長蛇の列じゃん。…めちゃくちゃ高いのに、買う人居るんだ…」
ヒカル・リョウタ「ただいま!!」
紙袋を抱え、意気揚々と帰ってきた2人の表情は晴れやかだ。
リョウヘイ「沢山買えた?」
ヒカル「宝の山…最高。」
リョウタ「良いお酒が飲めそうなチョコレートもあったよ。」
レン「チョコいっぱい…すごい…」
タワーのように積み上がるチョコレートの箱をポカンとした顔で見上げる。
ヒカル「先ずは俺が食べてから。」
朝から並んで手に入れた戦利品を取られそうなのが心配なのか、レンを少し睨んだ。
ダイスケ「ヒカル、チョコレートの事になるとすぐこうなんだから。」
ヒカル「俺の楽しみの一つだからね。これだけは誰にも邪魔されたくない。」
チョコレートが入った箱を並べ、じっくりと眺めてから順番に蓋を開けていく。
ヒカル「最高…めちゃくちゃ美味しい…こっちも最高…」
順番に一粒ずつ大事そうにチョコレートを食べる彼は幸せに満ちた顔をしている。
リョウヘイ「さっきテレビ見てた時に出てきたんだけど、紫色のチョコは買った?」
ヒカル「買ったよ。」
黒い重厚感のある箱には箔押しで、王室の紋章の様なロゴが描かれていた。
ショウタ「チョコって言うより、時計でも入ってそう。」
ヒカル「開けるぞ…」
ヒカルは少し勿体ぶるように、ゆっくりと蓋を開けた。テレビ番組で紹介されているチョコレートと同じ物がお目見えする。箱の中には16個の紫色のチョコレートが入っていた。
レン「綺麗…テレビと一緒…」
コウジ「やっぱ、もはや宝石。」
ラウール「こんな素敵な食べ物があるんだね…実物も輝いてる!」
ヒカル「まずはひと口…」
チョコレートを一粒、口に運ぶ。口の中の温度でとろけたアメトリンショコラの、フローラルな香りが鼻を抜けていく。
ヒカル「感動する…生きててよかった…」
ラウール「俺も食べたい!」
コウジ「俺も!」
レン「俺も…」
ヒカル「そんな顔で俺を見るな…特別だぞ。」
物欲しそうな顔でヒカルを見る3人に根負けし、箱を差し出した。
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snow(プロフ) - アドクさん» 更新、楽しみにしてますね！ (2021年2月7日 10時) (
レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます。続きは私が書いててツラくなりました(笑)次回もお楽しみに! (2021年1月29日 10時) (レス) id: 8fc14d97df (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - この後、レンがどうなるのか気になります！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アドク | 作成日時：2021年1月16日 9時
