- ページ14
マオ「チッ…」
ジンガ「大丈夫、”アレ”は必ず成功する。」
サナムを駆逐したスノーマンらを悔しそうに見つめているマオとは対照的なジンガ。何かを企むように口角だけを上げて笑っていた。
スノーポリス 廃工場
ギンセツイエロー「まだスノーポリスにこんな場所があったのか…」
スノーポリス北部は、インフラが発達していない寂れた場所。人も住んでおらず、静まり返っていた。
ギンセツパープル「この香り…」
ギンセツレッド「二度と嗅ぎたくないニオイだな。」
ギンセツイエロー「あれだ。」
廃工場の奥に、紫色の湯煎されたチョコレートが入った大鍋が。ニオイを放つ正体である。脇には、見覚えのある黒い箱に詰められたチョコレートが山積みになっていた。
ラティ「ようこそ、僕の城へ。」
ギンセツパープル「随分とショボい城だな。」
ラティ「大きな口を叩いていられるのも、今だけだよ。スノーマン。」
先に駆けつけた3人に向かって手を翳す。すると、みるみるうちに彼らの身体が紫色の石に侵食されるかのように石化が進んだ。
ギンセツイエロー「ぐわあ…!」
ギンセツパープル「動かない…」
ギンセツレッド「うっ…」
ギンセツホワイト「水を司る神よ、我に力を!」
ラティ「わあっ…!!」
3人の背後では、ワンドを手にしたホワイトが水流を放っていた。
ギンセツイエロー「ホワイト!!」
ギンセツピンク「俺達もいるよ。」
ギンセツレッド「ピンク…みんなも一緒か!」
ギンセツパープル「みんなが一緒なら俺、頑張れるよ…」
ラティ「スノーマン、勢ぞろいか。」
水浸しになり、尻もちをついていたラティが立ち上がり、再び手を翳した。
ギンセツグリーン「そんな…!ああっ…!」
ギンセツオレンジ「アカン…!」
ギンセツブルー「最悪だ…やっぱりか…っ…」
ギンセツブラック「…くっ…そ…」
残りの4人の身体も石化が始まっている。
ギンセツピンク「…何かいい方法があるはず…こういう時…どうすれば…」
ラティ「僕は倒せまい。石化が進んだ身体で何が出来るの?」
ギンセツグリーン「いや、勝ち目はある。」
8人「え????????」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
snow(プロフ) - アドクさん» 更新、楽しみにしてますね！ (2021年2月7日 10時) (
レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
アドク(プロフ) - snowさん» コメントありがとうございます。続きは私が書いててツラくなりました(笑)次回もお楽しみに! (2021年1月29日 10時) (レス) id: 8fc14d97df (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - この後、レンがどうなるのか気になります！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: 26186c7a56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アドク | 作成日時：2021年1月16日 9時
