銀雪戦隊スノーマン -14- (ページ8)

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リョウヘイ「ダイスケ…ねえ…電飾、誰が点けたの?」

ダイスケ「うわ、ほんとだ…もう点いてる。」

ロータリーに立つ、ツリーは既に電飾が輝いていた。しかもそれだけでなく、丸い大きなオーナメントで彩られている。

ヒカル「何だよこれ…」

タブレット片手にツリーを見上げる彼の顔は青ざめていた。完成図と見比べ、目を丸くしている。

ショウタ「ひでえなこれ、ぜんっぜん良くない。」

リョウタ「こんな装飾、俺は聞いてないぞ。」

出勤してきたショウタとリョウタも、仲間を見つけるなり、ツリーを同じように眺めて怪訝な顔をした。

ダイスケ「ねえ!あの人形何?!」

ツリーのてっぺんには、目を閉じた白い衣の天使。見覚えの無い装飾である。

ヒカル「こんなのも予定にない…」

ショウタ「誰だよ、こんな事したの。」

?「いかがです?素敵だと思いませんか?」

ツリーのてっぺんからは女性の声がした。優しい声は空に響き渡る。

リョウタ「何だ?この声は…」

ツリーから舞い降りてきた、大きな翼の天使がフワッと微笑んだ。

ダイスケ「ん?誰かに似てるような…あ!タツヤの彼女!!彼、優しいんで、是非仲良くしてやってください。」

リョウタ「待て、そんな馴れ馴れしくするな。彼女、何かおかしい。」

ダイスケ「え?そう?」

ポカンとしていたが、次の瞬間ブライトチェンジャーが光る。

―素能玉雪「ディスドール”アンヴァー”すの!スノーマン、変身すの!!」

5人「うん!!!!!…銀雪変身!!!!!」

待機音声「Guys!SnowMan!」

雪の結晶を輝かせながら、パワードスーツを見に纏った。

ギンセツピンク「騙されるところだったじゃん!」

ギンセツイエロー「それが狙いだと思う。」

アンヴァー「スノーマンに、最高のクリスマスをプレゼントして差し上げましょう。」

ギンセツブルー「お前から貰うプレゼントなんざ、世界一必要ねえんだよ!」

アンヴァー「心外ですね。そのように仰られるのは。」

懐から現れた白い時計がきらりと光った。

ギンセツグリーン「ブライトチェンジャー?!」

ギンセツレッド「何故お前がそれを持っている?!…タツヤはどこだ?」