銀雪戦隊スノーマン -14- (ページ11)

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―素能玉雪「そんな事させないすの!」

アンヴァー「痛いっ…!」

着けていたブライトチェンジャーがスパークして外れ、白いドレスを着た元の姿に戻った。それと同時に高圧電流も収まり、8人は解放される。一番近くに居たイエローが、すかさずブライトチェンジャーを拾い上げた。

アンヴァー「返しなさい、それを!」

ギンセツイエロー「…元々の持ち主はタツヤだ。本当は勝手に持ち出した…そうだろう?」

アンヴァー「くっ…!」

ギンセツグリーン「玉雪、ありがとう!」

ギンセツピンク「ブライトチェンジャーのバチバチは何だったんだ?」

―素能玉雪「新しい戦闘プログラムを組み込んだすの。セキュリティー対策もばっちりすの!」

所有者本人以外が不正使用をすると装置が作動し、自動的にブライトチェンジャーが外れる仕組みになっているようだ。

―素能玉雪「戦闘プログラム、使える準備が出来たすの。合言葉は、”銀雪超装備”すの!」

ギンセツブルー「うわっ、だっさ…」

ギンセツオレンジ「今そんな事言うてる場合ちゃうで!」

ギンセツピンク「めちゃくちゃカッコイイじゃん!」

ギンセツブルー「いや、正気の沙汰じゃないからね?」

ギンセツイエロー「タツヤを助けるんだ、行くぞ!」

8人「銀雪超装備!!!!!!!!」

待機音声「Let's get started!」

アンヴァー「させませんよ…!はっ!!」

オーナメントの形の爆弾を投げるが、眩い光の雪の結晶がバリアーとなり、全て跳ね返した。

ギンセツレッド「何だこれは…変わった…」

ギンセツブラック「力が沸いて来る…」

パワードスーツのデザインには変化が見られる。燕尾の様な長い裾とスカーフが風で靡いていた。

アンヴァー「姿を変えたですって…?!」

―素能玉雪「名付けて、スノーマンブレイブナイトモードすの!!」

ギンセツグリーン「俺達は、正義の騎士…」

ギンセツピンク「今ならマジで宇宙まで飛んでいけそう!ツリーの人達は俺が助ける!!…ブライトウィング!」

装着したブライトウィングの飛行速度は今までの倍以上に跳ね上がっていた。まるで、ブルーインパルスのようなスピード感である。