俺は1年後。貴方を惚れさせます【呪術廻戦】【五条悟】

恋愛の公式はなんですか？ ページ10

「ここはさっき教えた公式を当てはめればいいだろ。あ、単位は忘れずにな。ここの問題は五条惜しかったからなー、次のテストでも少し出してやる」


…やばい。

確かにふたりきりに仕向けたのは自分だが、伏せ目がちの目といい私服といい、

分かることにはわかるコイツの解説が、死ぬほど頭に入ってこない


「…大丈夫か？五条。今日は辞めておくか？」


ぴた。

顔を近づけて、額に手を乗せてくる

ちっっっっか！！！！

反射的にばっと距離を取る


「辞めねぇ！！絶対やめてやんねぇ！！！！」

「なんだそれ」


ぷっと吹き出すセンセーが俺を他所に進めかけたと思えば、聞いてないのがバレたのかこちらを向く


「…そうだな。もう結構ぶっ続けでやったから休憩するか。先生、飲みもん奢るぞ。何がいい？」

「コーヒー」

「お、飲めるのか？砂糖は？」

「いらねぇ！」


本当は飲めねぇコーヒーを、見栄張って頼む

席を立つセンセーを目で追って、アイツがいた席をぼぉっと見つめた


ネックレス(あげたやつ)は、ちゃんと付けてたな。

……匂い、変わってなかった。

何年も前のアイツと比べちまって、どうも叶わない

そのままその時の事を思い出しているうちに、目の前に缶が置かれた


「…は？ココアだろこれ」

「先生の前ぐらい見栄張んなくていいんだよ。いっつもこれ飲んでんのに、コーヒーなんてぜってぇおかしいと思った」


けっけっと笑いながらコーヒーを飲む先生

マジか…バレてた…

というよりコイツ…なんで俺がこれ飲んでること


「生徒の…五条の好きなものぐらい覚えなくて何が先生だよ、って話だ。」

「…変わってねぇ」

「まだ覚えてんのかよ。その時は荒れてたんだよ。忘れろ」

「ぜってぇ忘れねぇ」


……俺がこんなやつを好きになってしまったのは、俺がまだ高専に入る前のことだった。

しょた五条は生意気→←こんな悟をよろしくね

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