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第廿捌話 ページ31

小夜side


扉を開けると、そこには血を流したたくさんの人が


倒れていた



中には亡くなっている人もいる



私は思わず拳を握りしめていた



『ゆるせない!


早く行きましょう、義勇さん!』



そう言って振り返るとそこにいたはずの

義勇さんはいなくなっていた



!?



どういうこと?









?「久しぶりだね、小夜」



!!!






気がつくとそこには


20代後半ぐらいの男の姿をした


鬼が立っていた




しかも、私の“感”が危険だ、


逃げろと言うほどの凶々しい気配だった







私はとっさに刀に手をかけた






紅血の呼吸

参ノ型 血生琉転





私が技を出し、その鬼に向かって刃をおろすと


その鬼は軽々とその攻撃をとめた



!?




?「残念だよ、小夜」


そう言ってその鬼は


私の腹に向けて攻撃してきた





避けきれず腹の半分くらいを持っていかれた



血がドバッとあふれる






私は傷口をふさごうと意識を集中させるが、


やつも攻撃してくるので、なかなか治らない





『お前はいったい誰だ?』


そう聞くと


やつはフッと笑って答えた




無「私は鬼舞辻無惨だ」


!!!



その名前を聞いた瞬間


全身に鳥肌がたった


そしてどこからともなく激しい怒りが湧き上がった




『私はお前を許さない!』


私はそう言って左目の包帯をとった



それを見て無惨は笑った


無「美しい瞳だ、


お前を失うのは惜しかったな」



『黙れ、


私は全部お前に奪われた!


私の家族も生きる場所も意味も全部!


お前はここで殺す!』



そう言って斬りかかろうとしたとき無惨は言った



無「残念ながら、私の本体はここにはいない


ただ私はお前に会いにきただけだ」


『私を呼び出すためにこんなにたくさんの人の


命を奪ったのか!?』



無「そうだ、だがやはりお前は期待はずれだったよ


もう、お前には用はない



さよなら、小夜」



そう言ってやつは暗闇の中に消えていった

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作者名:千夜 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2019年4月14日 11時

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