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第廿漆話 ページ30

小夜side


『どういうことですか?』


私がそう聞くと義勇さんは黙ってしまった


なんでだろ



そう思っていると




ドン




!!



大きな音がした





その後辺りに血の匂いが広がった







そしてこの“感じ”には覚えがあった




これは








義「鬼だ」









その瞬間私たちはいっせいに走りだした









なぜ?


さっきからずっと鬼の気配はしなかった



しかし急に現れた




もしかして、


血鬼術の類い?







そう思って走っていると




いきなりひらけた場所に出た





そこには大きな屋敷が建っていた





間違いない、鬼はここにいる






しかもこの気配、明らかに


ただの鬼じゃない







私たちはゆっくりと屋敷の扉を開けた

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作者名:千夜 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2019年4月14日 11時

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