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七話 ページ8








「ただいま〜」


「「A〜〜っ!!!!」」






ちょっと遅くなっちゃったかな〜なんて思いながら戻ってきたら、エーデュースコンビが急に抱きしめてきた


あ、喧嘩は終えたんだ?

まあ兎に角






「仲違いしなくて良かったよ」


「っごめん!僕達、関係ないお前に酷いこと」


「いーよいーよ!気にしないで?」






逆にそんな素直に謝られると困惑するというか、慣れなさすぎて小っ恥ずかしいというか

ほら、僕の周りって天邪鬼が多かったから…






「でも」


「分かった。じゃあ今度トマトジュース奢って!それでチャラね!…ね?」


「はは、必死すぎ。わ〜ったよ」


「嗚呼、それくらい楽勝だ!」






この世界の人、いや、少なくとも僕の友達たちはみんな優しすぎるよ

何かと異世界人である僕をお世話してくれるし、なんならちょっとお手伝いしただけでケーキとか出てくる


ここが楽園か…?(違います)







「なあA。好きな食べものは?」


「えっ」






急なトレイくんの質問に目をぱちぱちさせる




好きな、食べもの……?


食べものかあ……うーん、僕、何が好きなんだろ。






「甘いもの全般…かな?
ごめんね。食にこだわりなくて…」


「いや、大丈夫だ

逆に嫌いな食べものはあるか?」


「苦いものかな」


「分かった。ありがとう」







そう言って僕の頭を撫でるトレイくん


急にそんなこと聞いてどうしたんだろう?




………まあいっか
























「A、キミ、何かしてみたいことはないのかい?」


「してみたいこと?」


「うん。お洒落したいとかお出かけしたいとか、色々あるだろう?」






あれからケイトくんも加わり、みんなで小規模なお茶会を開催していたらリドルくんが急にそんなことを聞いてきた


うーん。してみたいことかあ






「…歌」


「歌?」


「アッいや、みんなでお出かけしたい、なあ」






あっぶない


流石にぼーっとしすぎた……

身の丈に合わない願いはいつか我が身を滅ぼすからね。高望みはしない、今のままで、僕は十分幸せだ──



なんて考えていたら





「お前ってさ〜変なとこで遠慮するよな」





いつの間にか目の前にいたエースがそう言い放った





「頼むからさ〜」


「…」











「独りで

全部抱え込もうとすんなよ…」

八話《エース》→←六話《リドル》



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初 。(プロフ) - 初コメ失礼します…!とても良いお話で見る度に凄い…好き…ってなりながら読んでました(泣)次の更新心待ちにしています…!!! (2022年9月12日 4時) (レス) @page25 id: 8fa79c3961 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さやかさん» 有難うございます!期待に応えられるよう、精一杯頑張ります! (2022年8月16日 19時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
さやか - お話投稿お疲れ様です!あんスタ×ツイステはあまりみかけないのでこういう小説があって嬉しいです!頑張ってください! (2022年8月16日 18時) (レス) @page19 id: 9aa8dafe93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月9日 20時

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