初◯◯です弐 ページ44
※ちょっとぴんく
「じゃ、どーすりゃいいんだよ……」
《出る方法は簡単》
得意そうに花子くんが言う。
《二人がポッキーゲームをするだけ》
「なんでよ!」
《あ、普通にキスでもいいよ。もちろん唇ね》
「なっ……!」
こっ、コイツ〜〜〜〜〜!!!
《じゃあウエノは少年とキスしたくないの?》
「しっ、したくなくなくないわけじゃないけど、でもっ!」
「どっちだよ!」
《まあ取りあえず、お願いね!じゃないと二人とも出られないから》
「ちょっ、」
プツン
言いたいことだけ言って、ラジオはきれた。
「………よし。A!やるぞ!」
「ええええええ!?」
なんでそんな乗り気なの!?
早速光くんが用意されたポッキーを取ってこっちに近付く。
そして、わたしの肩をガシッと掴む。
「い、行くぞ」
「え、あの、ん!?」
途端にポッキーを口に突っ込んできた。
こっちの話を聞く気もなく、光くんの方から食べ進めてくる。
あれ?これこのままいったらするやつだよね?なんでそんな躊躇もなく行けるの?
あの、あと数ミリなんですけど!
思わず目をぎゅっとつむる。
♡
♡
♡
…………………………Chu
「あ………」
顔の中心に熱が集まる。
………あの、
推しとちゅーしちゃったんですけど!!
ていうか、ちゅーなんて初めて……!
つい目をそらしてしまう。
「あ、あの、じゃあ、えと、帰るね?」
どことなく気まずくなって、光くんは背を向けると、
「っわ」
首根っこを掴まれ、視線の先はトイレの天井。
かとおもったら視界いっぱいに光くんが来た。
あれ……?これ、いわゆる押し倒されてる…みたいな?
「あ、えと、光くん?」
「……もう我慢できねぇ」
その言葉と同時に、首筋に光くんのキスが降ってきた。
「ひゃっ!?あ…ど、どうしたの…?」
なんか違う。わたしの知ってる光くんじゃない。
「お前さ、忘れたわけじゃねーよな、オレが男だってこと」
目を細めた、不服そうな顔。
……光くんのなかでも、わたしの大好きな表情だ。
「Aがかわいすぎるのがいけねーんだ。男はみんなこんな一面を持ってんだよ」
再び唇と唇が重なる。
息ができない。苦しい。結構口が長く塞がれてるのは光くんも同じなのに、余裕そうなのは、男と女の差、なのかな。
「んッ、〜〜〜〜〜ッ」
声をあげると、光くんはすぐどいてくれた。
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ゆりりん - 私も光ミツ好きです (2022年8月1日 16時) (
レス) @page30 id: 2b16648ba7 (このIDを非表示/違反報告)
我妻 凛生 - もう光くんが尊い推ししか勝たん (2020年12月17日 10時) (レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - 若葉さん» ありがとうございますぅ！！個人的にですね、光くんは純粋で子供っぽさがあって頑張りやさんの可愛い中に！かっこいいが入ると！！一瞬で爆死れべるで萌えます！！！(なんの話だよそんなんなくても光くんは萌えるよ)頑張ります！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ここの光くんがちょーーーーーーー可愛い！ありがとうございます！浄化されました！ (2020年3月4日 18時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
花っち�� - 歯みがき粉さん» いやー光くんいいですよねぇーーー！！！リアルで分かってくれる人いなくて寂しかったんですよー！お気に入りだなんて……！ありがとうございますコメ力で更新頑張っちゃいます！ (2019年11月15日 22時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年9月13日 20時
