ヒロイン可愛すぎです ページ19
「うーん」
「ごめんね、付き合わせちゃって」
現在、ヤシロと光くんと十六時の書庫探しをしております。
「平気っす!なあ上野?」
あれ、光くんのベタぼれ発言がない。
「はい!全然大丈夫です!」
「それにオレもあいつの本って読んでみてーし」
「弱点を知りたいとか?源くんてばまだ花子くんのこと祓う気なのね」
「あー…」
「オレ止めたんすよ、そーゆーの」
ここの光くんの顔何気に鼻血ものだよね。
「え?」
「なな、なんつーかホラ!!上野も言ってたじゃないっすか、あいついい怪異だって」
ああ〜、そういえば言ったわ、そんな感じのこと。
そしてこれはヤシロに話しているという悲しみ。
「それにまー色々あって、あいつがいい奴なのか悪い奴なのか、確かめてから祓おうって決めたんです」
「あ、悪い奴だったら祓うんで、やっぱ弱点も知りたいっす!」
「源くん…」
「源さん…」
かわいい。何あのキラキラ。八重歯見せる辺りとかもう小悪魔やん。
「じゃあ私達、花子くんのこと知りたい同士…仲間だね」
ヤシロが光くんの手を両手で握る。こっちが小悪魔だったのか。
「Aちゃんも、」
「一緒に頑張ろ!」
ニコッと花が咲くみたいに笑うヤシロ。
おいおい、女子のわたしもキュンとさせるってどういうつもりや。(逆ギレ)
「そっすね、頑張りましょ!」
なんで光くんはバキュンなってないの!?
「ん?」
「蝶?」
ヤシロが、宝石のような羽の蝶がとまった本を手に取ると、
ブワッと煙が巻き起こり、扉が現れた。
「蝶が止まったところに扉が…もしかしてこれが、１６時の書庫?」
ギィ…
「わ」
「すごい…」
パッと見薄暗かったけど、鉱石のランプがついてる。
というか、鉱石その物がぼんやり光ってる。
本を読むには、ちょうどいい暗さかも……。
……上に大量のクモの巣がついてなければ。
ちゃぽん
「水が…ってことは」
「ここも境界か〜」
「あの世とこの世の境目ってことだな。気ィつけねーと」
すると本の中からもっけがひょっこり顔を出した。
「いるか?」
「ありがと」
どうぞ、と引き換えにヤシロが飴を差し出す。
なんで石が光ってるってことを不思議に思わないんだろ。
「白い本は生きてる人ので、黒い本は死んでる人の…だったはず」
「白が多いっすね。黒はちょっとしかねーや」
「よォーし、花子の本なら黒ッスよね、んじゃ探しますか!」
いつの間にかもっけが光くんの腕の中にいる。
うらやましい。
「うん!」
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ゆりりん - 私も光ミツ好きです (2022年8月1日 16時) (
レス) @page30 id: 2b16648ba7 (このIDを非表示/違反報告)
我妻 凛生 - もう光くんが尊い推ししか勝たん (2020年12月17日 10時) (レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - 若葉さん» ありがとうございますぅ！！個人的にですね、光くんは純粋で子供っぽさがあって頑張りやさんの可愛い中に！かっこいいが入ると！！一瞬で爆死れべるで萌えます！！！(なんの話だよそんなんなくても光くんは萌えるよ)頑張ります！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ここの光くんがちょーーーーーーー可愛い！ありがとうございます！浄化されました！ (2020年3月4日 18時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
花っち�� - 歯みがき粉さん» いやー光くんいいですよねぇーーー！！！リアルで分かってくれる人いなくて寂しかったんですよー！お気に入りだなんて……！ありがとうございますコメ力で更新頑張っちゃいます！ (2019年11月15日 22時) (レス) id: a210479166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年9月13日 20時
