憧れの渋谷CP -2-

“ 好き ” ページ18

亮side







委員「ということで、我らのクラスからミスターコンの代表が出ました！錦戸亮くんです！

錦戸くんに大きな拍手を！」



パチパチパチパチッ



亮「....。」ムッスー



大「亮ちゃん頑張って♡」

亮「お前殺すぞ」

大「はっはっはっ爆笑」



なにわろとんねん。
ほんまに殺すぞ




あのあとジャンケン負けてもうた俺は

「勝負は勝負やで！亮ちゃん！」て大倉に言われ、

周りからも潔く負けを認めろ言われて



結局俺が出ることなってもうた。






亮「はぁぁぁぁ…」


安「笑笑」

安「そんな暗い顔しなやぁ」

安「だって亮？これはチャンスやで？」


亮「なにが？」


安「だってこのコンテストの特典知ってる？」

亮「打ち上げ費用全額免除？」

安「まあ、それもやけどぉ」

安「No. 1ミスコン、ミスターコンの
2人きりデート♡やん？」



亮「は？」


安「だーかーらー、Aちゃんがミスコン部門で優勝して、亮がミスターコン部門で優勝したらデートできるってわけっ♪」


亮「は？！///
な、なんで俺がAちゃんとっ...！///」


安「はいはい笑
亮はわかりやすいねぇ。笑」


亮「...っ///
そ、そんなん言うんやったらっ...
章ちゃんもやんかっ！」


安「えーー？笑」


亮「ル、ルカちゃん」

亮「好きなんやろ？」




章ちゃんがルカちゃんを好きなのは、

章ちゃんから直接的には聞いてなくても知ってた




安「うん、好きやで」



はっきり言い切る章ちゃん。

その目は真っ直ぐで、迷いがない




俺はそんなはっきり「好きや」なんて…




亮「はっきり言うんやね...」





安「......。
“好き”ってさ...いろいろあると思うねん」



安「俺は...
綺麗な星空見た時、
美味しいケーキ屋見つけた時、
面白い映画見た時...

1番に言いたいのはルカやから。」


亮「....。」


安「俺がルカに抱いてる気持ちは
そうゆう“好き”やから」



安「ルカが笑うとき、泣くとき、寂しいとき
楽しいとか、嬉しいとき

横には俺がおりたい。
それが誰かのモノやったとしても...」




亮「...っ」


安「亮もそうなんちゃうの？」






Aちゃんの、


笑った顔

泣いた顔

寂しそうな顔

楽しそうな顔

嬉しそうな顔









いろんな顔見てきた。




でもその隣にはいつもすばるくんがおって。


そこが俺やったらなって何度思ったことか...







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