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「圭人、武器開発に使えそうなやつ、持ってきて。」
部屋の端っこでは、文化部のブレイン達が忙しそうに武器開発の一歩を進んでいた。その周辺には、見たこともない本が沢山散らばっている。ウチにあんなのはなかったと思うから、多分準備室から持ってきたんだろう。
読んでも楽しくなさそうな本をいっぱい積んで、まるでそこだけ研究室。あれを準備室に返す時は、持ってきた時と同じくらい大きな苦労があるはずだ。
しかも、今彼らが読んでいる本は、一冊二十センチはありそうな分厚さ。あんなのを一ページでも私が見れば、卒倒することは間違いないんじゃないかな。やだぁ、お勉強嫌ぁい。
「これですよねー。」
 志樹から本を探すよう言われた寺峰くんは、大量の本の中から、これまた分厚い本を取ってきた。どうぞ、と寺峰くん。ありがとう、と受け取った志樹は、あろうことかその本を、膝に乗せて読みだした。とっても重そうな本が、志樹のちっとも筋肉がついていない足に乗っかって余計、重そうに見える。机を使えばいいのになぁ、と思うけれど、志樹がああしたいのなら好きにしてもらうべきだ。
 凄く難しそうな顔をして、志樹は分厚い本に目を通す。
彼が読んでいるあの本は、おそらくとても難しいんだろう。内容なんて皆目見当もつかないけれど、志樹は真面目な顔であの本を読み耽っているのだから、きっと難しい本なんだ。難しい顔をしてやっていることは、全て難しいと決まっているのだ。だから私も、テスト前なんかにやるには遅い勉強を、一生懸命顔を難しくしてするのだ。
「おい、杉本。」
『あ、本郷くん。』
 よそ見しながら難しそうな本について考えてみれば、隣から少し低めの声がかかる。これは、本郷くんの地声だ。私を怒る時にはもっと低い声で怒鳴るから、今は別に怒っていないようだった。
本郷くんは、いつの間にか携帯を持っていた。この学園は、普段は生徒が携帯を持ち込むことを禁止している。だけど、戦争が始まるからとここ最近からは、携帯の所持が高等部生徒にのみ、許されていた。
「この先の動きを決めるぞ。」
『はーい。』
「まずは味方を増やすところからだ。」
 携帯をシャツの胸ポケットに乱雑に突っ込んで、本郷くんは私の向かい側にあった椅子にドカリと座った。
「さぁて、総大将。俺と一緒に話し合いといこうじゃねぇか。」

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幻影師(プロフ) - よもぎまんじゅうさん» アドバイスをいただけたのは嬉しいですが、活用できなくてごめんなさい。 (8月24日 12時) (レス) id: 53f0381c40 (このIDを非表示/違反報告)
幻影師(プロフ) - よもぎまんじゅうさん» アドバイスありがとうございます。 ですが、私は普通の小説のように書けることを目指しているので、申し訳ありませんが、行を多く空けることはできません。 (8月24日 12時) (レス) id: 53f0381c40 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎまんじゅう(プロフ) - 幻影師さん» 会話と文の間に行を空けたら読みやすくなると思いますよ! (8月24日 11時) (レス) id: 6a924cb26b (このIDを非表示/違反報告)
幻影師(プロフ) - ルカさん» 読みにくかったですか・・・。携帯小説は書くのも読むのも苦手なものですから、行をあまり空けてないんですよね。すみません。 (8月17日 9時) (レス) id: 53f0381c40 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - ごめんなさい…文字が詰められすぎていて読みにくいです… (8月17日 8時) (レス) id: 2e4f0b1721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幻影師 | 作者ホームページ:http://adcadcadc  
作成日時:2016年5月14日 22時

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