しごとづかれのあなたにごほうび ページ2
_やってしまった。仕事で盛大なミスを犯した。
これは正直に言うと後輩が原因だが、後輩の尻拭いは先輩が、と上手く言いくるめられ結局私が全部悪い。とこっぴどく叱られた。
貴方は疲れた体を癒しに、荘園にいる彼に会いに行きました。
___
写真家,ジョゼフ・デソルニエーズの場合
「…そんな生気を失ったような顔をしてどうしたんだ。」
カメラの整備をしていた彼___ジョゼフは、呆れたように溜息をついて貴方の方へと向かってきます。
貴方が「ううん、大丈夫。」と無理やり笑って見せれば、彼は更に重い溜息をつきあなたにこう言いました。
「…君が私の見えないところで頑張っているのは知っているさ。今日が落第点だったとしても、明日からそれを挽回して行けばいい。だって、Aはそういう奴だろう？」
貴方がクスリと笑えばパシャリ。と聞こえるシャッター音。
「この笑顔があるだけで満点さ」
ジョゼフはそう言って貴方にキスを送りました。
______
ポストマン,ビクター・グランツの場合
「やっちゃった………」
弱音を吐くあなたをみて、困り眉がより八の字になっていく。
すると、何かを思いついたのかビクターは机に向かって何かを書いていた。
彼の愛犬であるウィックも貴方を思ってか同じようにベッドに潜り込みました。
_
しばらく時間が過ぎ、寝すぎてしまったと貴方が飛び起きて時計を見るもまだ午前の2時半で。
貴方は窓辺に置いてある一通の手紙を目にします。
誰宛のだろうと見てみるとそこには自分の名前が。
手紙を開き中を読んでみると、
「拝啓 A様
今日は何時もと違って元気が無いので凄く心配でした。”そちら”の方が大変だと言うのに、態々僕に逢いに来てくれるなんて嬉しい限りです。僕は特別強い力はありませんが、僕なりに貴方を幸せにします。だから、明日も頑張ってください。敬具
ビクター・グランツ」
貴方は手紙をそっとしまい、ビクターとウィックが眠るベッドに潜り込みました。
夜限定の、貴方だけの特等席。ゆっくり休んでください。
ビクターは眠ったAをそっと抱き締め、「大好きです」と呟いてまた眠りにつきました。
___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らぁゆ¨(プロフ) - ノアールだよさん» こちらこそリクエスト感謝です〜！亀更新なので何卒…！ (2020年4月19日 11時) (
レス) id: 835a07903a (このIDを非表示/違反報告)
ノアールだよ(プロフ) - ひぇ...リクエスト起用ありがとうございます...！更新いつまでも待ってます！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 6ae5913cf8 (このIDを非表示/違反報告)
らぁゆ¨(プロフ) - ノアールだよさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです…！リッパーさん把握です！お気に入り登録まで…！嬉しい限りです、駄文ですがこれからもよろしくお願いいたします〜！！ (2020年3月29日 7時) (レス) id: 835a07903a (このIDを非表示/違反報告)
ノアールだよ(プロフ) - とっても面白かったです！ストレス溜まってたので楽になれました！私もリクエストいいでしょうか...？リパ様を出して頂きたくて...無理なようなら大丈夫です！お気に入り失礼しますね！ (2020年3月29日 0時) (レス) id: 6ae5913cf8 (このIDを非表示/違反報告)
らぁゆ¨(プロフ) - サファイアさん» コメントありがとうございます…！無常さん把握です！駄文ですがよろしくお願いいたします…！ (2020年3月28日 17時) (レス) id: 835a07903a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
