自称“しがない作曲家”

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狂ったことを言ってもいいかな

彼女は首を傾げてこちらに聞いてくる

その赤い瞳は物を言わせないほど。僕の胸を刺してくる

聞かなくても分かっているだろう

僕の勝手な偏見なのだろうか

この世界は狂ったように、同じことを繰り返している

偉大なる人物を崇め、讃える

自分のために

おかしいと思わないか

自分のために無きモノを崇拝するのだ

私は知りたい

100%など無理に決まっている

でも100%知ろうとする行動を

全ての“なぜ”を表してみたい

…そう思いながらいつも、曲を編み出しているよ

僕は、この言葉、この前も聞いた

というか、見た

同じことを繰り返し訴える彼女の意思は、多分誰にも分からない

なぜなら彼女自身も…

だからこそ、惹かれる部分がある

僕はこの方の弟子だ

一生ついていこうと心に誓った

“しがない弟子”さ執筆状態：連載中