大変不愉快 ページ17
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中学の先輩ですと続けて紹介する影山の話を聞く。
日向「��王様��の先輩ってことは…��大王様��！？」
貴「影山に怒られるよ。」
小声で思考を漏らす日向に注意を促す。影山のギロリとした視線が日向を射抜き、ぴゃっと可笑しな悲鳴を上げた日向はすくみ上がった。
するとそこに、一人の男が歩いてよってくる。
それは先程まで会場にいる女子の悲鳴を我が物にしていた、及川徹であった。
及川「やっほートビオちゃん久しぶり〜、
ふん、と軽く鼻で笑いながらVサインを影山にした及川。なるほど、性格が悪いと言われるのがこの一瞬でよくわかった。たしかに、お世辞にも話していて心地よいとは言えない。
影山「…俺、サーブとブロックはあの人見て覚えました。実力は相当です…が、今は試合に集中しましょう。おい、最終セット絶対取るぞ。」
日向「おっおうよっ」
及川からのメッセージをガン無視する影山は、日向の背中をぐいぐいと強引に押して及川から遠ざけた。
田中は未だ不愉快なのか、ものすごい顔で及川を睨んでいる。その様子を一歩離れたところで冷ややかに見守っていれば何故か僕が澤村先輩に田中の回収を命じられたので、首根っこを強引に掴んで引きずった。
第三セットも第二セットと同様に均衡が破られないゲームが続いた。体育館の上から色っぽい視線を向けてくる女子たちの口からは、事あるごとに「及川さん」というワードが出てくる。
それは、いやでも耳に入った。
「ね〜、及川さんまだ出ないのかなぁ。」
「バカ！ちゃんとウォーミングアップしないと怪我しちゃうんだから！」
「えーっ、それはダメ〜！！」
田中「チィッ！！」
澤村「こらこら……。」
きゃんきゃんと騒いでハートを飛ばしてくる女子たちの声が大変耳に触る。顔を顰めながらも我慢していれば、田中はとうとう怒りが爆発したようで大きな舌打ちをした。
おい天野、と低い声で呼ばれて振り返る。見るからに不機嫌オーラを纏った田中に返事をすれば、彼はとても複雑そうな表情をしながら親指で観客席を指さした。
田中「あの女子に対抗できるくらいの量の女子今すぐ呼べ、大変不愉快だが及川って奴のファンよりかはまだお前の方がいい。」
貴「できるわけないじゃんバカなの？？」
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雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんこそ、こんなご時世ですのでお体にお気をつけてお過ごしください！お気遣いありがとうございます！ (2022年6月14日 22時) (
レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 雨智よゐさん» 頑張ってください…！ただ、頑張りすぎて体調崩したりしないように頑張ってください(？) (2022年6月14日 6時) (レス) id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - ゆきさん» 暖かい応援コメントありがとうございます…！！これからも皆様のもとに面白さが届けれるよう頑張ります…。続編もよろしくお願いします！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
雨智よゐ(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます〜！🎉こんなに長々と書いてしまっている作品を未だ読み続けてくださりありがとうございます…。玲さんこそ！体調にはお気をつけてお過ごしください！ (2022年6月14日 6時) (レス) @page49 id: 6395fe5fe1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！！ (2022年6月14日 5時) (レス) @page50 id: ef64ea2517 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨智よゐ
| 作成日時：2022年4月23日 0時
