口パクでバカはダメじゃん ページ9
ある日
ふわぁぁぁ。。。
私は授業中に大きな欠伸をする。
眠っったいっ！
日向と影山の早朝練に付き合ってるため、朝起きるのがとても早い。
推しのためだから辛くないんだけど、やっぱり体力的には限界だわ〜。
今は数学の授業中で、私の苦手教科。
より一層の眠気を感じる。
もう少しで瞼がくっついてしまいそうだ。
私は教科書を前に立てて机に突っ伏す。
隠し方が在り来りだって？
意外とバレないんだよこれ。
案の定私はまどろみの世界へ誘われる。
｢…A…。｣
うるさいな〜。人が気持ちよく寝てるのに。
｢起きろ！A！｣
バンッ！と机を先生叩かれる。
『はいぃぃ！』
私はすぐに起き上がって背筋を伸ばす。
｢俺の授業で寝るとはいい度胸だ。黒板の問題解いてこい。｣
顎でクイッと黒板をさす。
うわ〜。角が生えてらっしゃいますよ。
『うっ…はいぃ…。』
ふと隣を見るとツッキーと目があって｢バーカ｣と口パクで伝えてきた。
は！？いや、口パクでバカとか死ぬよ？？？！！！
そんな尊いことするなぁぁぁぁ！！
私は悶えながら黒板に向かった。
前世の記憶があるからこれくらい余裕で解けるといえど面倒臭いものは面倒臭い。
私はチョークを持ってスイスイ問題を解いていく。
『先生、これでいいですか？』
全て解き終わり、顔に笑顔を貼り付けてから先生に問いかける。
｢あ、ああ。正解だ…。戻っていいぞ。｣
先生唖然としてる。
にしし…。してやったり！
ツッキーにドヤッ！て顔をしたけどスルーされる。
けどそういうところも好き！
休み時間になり、忠が私たちの元へ来た。
『忠〜。月島くんが授業中にバカって言ってきた〜！』
私は座ったまま泣いてる振りをして椅子の隣にいた忠の腰に抱きつく。
どさくさに紛れてってやつ？
｢ちょ、A！？｣
忠が慌てながら私を離れさせようとしてくる。
可愛かったから素直に離れてあげた。
待ってすっごい良い匂いした。
匂い保存したい。
｢君、そうやって誰にでも簡単に抱きつくわけ？｣
ツッキーの少し不満そうな声。
『そんなわけないじゃん！ちゃんと相手は選ぶよ！』
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ゆずもち(プロフ) - reiaさん» 人々を尊死させていく罪深き男。その名も二口堅治。なので仕方ないですね😂 (2022年2月24日 12時) (
レス) id: 6380d3aa79 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - にろ、、、にろ、、、お前はどんだけイケメンなんだ、、、、、、！！！ (2022年2月23日 10時) (レス) @page47 id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち(プロフ) - 太宰、乱歩などの頭脳派推しさん» ありがとうございます！研磨推しですか！私無気力組が1番大好きなので頑張って出します！ (2022年2月22日 13時) (レス) id: 6380d3aa79 (このIDを非表示/違反報告)
太宰、乱歩などの頭脳派推し - 更新楽しみにしてます。研磨推しです (2022年2月18日 17時) (レス) @page44 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆずもち(プロフ) - おれんじさん» ありがとうございます！もうそろそろ合宿を書く予定なので、色んなキャラを動かすのが楽しみです🤭 (2022年2月18日 0時) (レス) id: 6380d3aa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずもち | 作成日時：2021年11月23日 13時
