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こんな状況…


今朝の私から

想像出来ただろうか…




私、今、大好きな人と…


隼と…手を繋いで歩いてる。



あんなに感じていた距離が

今は「0」なワケで…



手を繋いで歩いてるだけの沈黙が耐えられなくて

頭の中はぐるぐるしてる。



『手汗すごいかも…』

「うん」


『え、じゃあ離す!』


「いや、多分俺も…だから」



パッと引っ込めようとした手を

隼が捕まえて

そのまま指を絡めて、きゅっと握られて。


心臓も握られたいみたいに

きゅうっと、締め付ける甘い甘い痛み。



すごい。


これが、恋人繋ぎというものなの?


手のひらよりも

深く…繋がっている感じ。



ってか、私


隼と手を繋いでる…。



これって

友達…には見えないよね?






いや、もう

手だけで、もう…


幸せ過ぎてたまらないんだけど…!



足元がふわふわして、夢の中にいる気分。


この温もりは、現実だよね?



そう思っていると

ぎゅーっと強く握られる手。



『痛いよ、隼』

「痛いんだ…」


『え、何それ』


「別に…」


隼の口元が緩んでいる。


何?



でも、痛いって事は

夢じゃないんだ…



って、あれ?



隼も同じ事思ってた…?



同じように、ぎゅーっと握り返す。



「痛っ」

『痛いんだ』


「何だよ」

『別に…』

「顔にやけてるよ?」

『隼もね』


なんて

側からみたら、バカップルかな?





『ねえ、玲於と楓にどうする?』

「あー俺、多分明日玲於に聞かれる」

『何て言うの?』


「んー、こうなっちゃいました?的な?」

『何、その“勢いで”みたいな』


「“勢い”って怖いよねー」


『どういう意味よ』

「怖い怖い…」

『もうっ』



会話は、今までの私たちのノリとあまり変わっていない。


けど…


繋がれたままの手が

今までと違うよって


教えてくれているような気がして…



今、例え何が起きても

私、笑っていられるかも…?

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あず(プロフ) - しゅうさん» コメントありがとうございます。不器用な隼くんを描くのは私も楽しかったので、また機会があれば描いてみたいと思います(^^) (2018年7月26日 23時) (レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - 隼くん。めっちゃ良かったです!不器用さにきゅんきゅんしました!隼くんの小説少ないので、ぜひもっと書いて下さい★ (2018年7月22日 19時) (レス) id: 9acbcf9b49 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - えりなさん» コメントありがとうございます。よろしければもう少しお付き合いください(^ ^) (2018年3月3日 1時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - とても良かったですキュンキュンしました (2018年2月25日 19時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - NaTsuKiさん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです(^^)後もう少しなのでお付き合い下さい。 (2018年2月24日 9時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あず | 作成日時:2017年3月18日 20時

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