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ep.14 ー 隼 side ー ページ28

ー 隼 side ー


『なんか…隼、慣れてるみたいで嫌…』


はい?

まさかそんな事言われるなんて思わなくて。


ぷくって、ほっぺた膨らませてるけど


それって

過去の彼女たちに妬いてんの?


バカだなあ。



そんな所もかわいくて

膨らんだほっぺにキスを落とす。



『……』

拗ねてたくせに

ちょっと表情緩んでるよ?



俺を見つめる瞼に

ちゅってキスを1つ。


『……』

ぎゅっと瞼を閉じて

顔中に力が入るAがかわいい。




今度は鼻にキス


『ん…』


思わず漏れた声もかわいい。




唇を耳に近づけて

軽くはむはむしてみたり


『くすぐったいよ』


肩をすくめて笑うAも…



色んな所にキスをする度に

反応がかわいくて…。





さて…

どうしよ。


止まんない…


俺だってそんな大人じゃないし

健全な二十代前半の男の子だし!


Aも抵抗しないし…


このまま

続きとか…いっちゃう?


Aって

その先とか…分かってんのかな?


されるがまま

ぎゅっと閉じられた唇。


軽いキスを繰り返しても

全然解れそうにないんだけど。


次のキスで…なんて

色々考えてテンパってくる俺。


そっと瞼を開けたAの瞳に

躊躇う俺が映って…また笑みがこぼれてくる。


目が合うと、自然に頬が緩んじゃう。



『昨日ね、ドキドキして眠れなかった』

少しはにかみながら

またそんなかわいい事を言う…。


Aの無邪気な笑顔を見てると

欲望を持った自分が汚くさえ思えてきたり…



まあ、いっか。

そんな、焦んなくても。


Aの事大事にしたいし。



「俺も…」

ぎゅって両腕を回して抱きしめる。



『隼…?』

「ん?」



腕の中で俺を呼ぶ声が…


なんか…愛しい、な。

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あず(プロフ) - しゅうさん» コメントありがとうございます。不器用な隼くんを描くのは私も楽しかったので、また機会があれば描いてみたいと思います(^^) (2018年7月26日 23時) (レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - 隼くん。めっちゃ良かったです!不器用さにきゅんきゅんしました!隼くんの小説少ないので、ぜひもっと書いて下さい★ (2018年7月22日 19時) (レス) id: 9acbcf9b49 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - えりなさん» コメントありがとうございます。よろしければもう少しお付き合いください(^ ^) (2018年3月3日 1時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - とても良かったですキュンキュンしました (2018年2月25日 19時) (レス) id: 7f525f8379 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - NaTsuKiさん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです(^^)後もう少しなのでお付き合い下さい。 (2018年2月24日 9時) (レス) id: 7a47056526 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あず | 作成日時:2017年3月18日 20時

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