story 36 ー 涼太 side ー ページ36
ー 涼太 side ー
俺、何してんだ…
二日酔いでガンガン響く頭で
必死に昨夜の事を思い出す。
昨夜、Aちゃんを引き止めて
一緒に、ここで飲んで…
それから…
シーツに残る温もりを確かめるように、手でなぞる。
って、俺
ファンの子に手を出すなんて…
「最低や…」
シーツの冷たい感触。
いつの間にか、Aちゃんは居なくなっていて
謝るにも、連絡先さえも知らない…。
俺は…
Aちゃんの事…
自分の感情に合う言葉を探してみるけど
心の中の、ぽっかり空いた穴を
ただ、誰かに埋めて貰いたかっただけ…
それは
誰でも良かった…?
問いかけても
ぴったりハマる答えが、すぐに思い浮かばない。
カーテンを開けて
朝の光に目を細める。
人前で泣いたのは
いつぶりだろう…。
それに
あの時…
『…大好き…です』
そう、頬を紅く染めて
涙目になるAちゃんが
すごく、愛おしく感じたのも
真実で…
「言い訳にもならないよな…」
すぐ次の恋とか
そんな器用に考えられないと思い込んでいた俺は
レイコさんの事よりも
Aちゃんの事を考えている自分に
まだ…
気づかないでいたんだ…。
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あず(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです^_^また機会があれば、描いてみたいなと思っています。 (2018年7月22日 10時) (レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^ このお話大好きです。完結してますが、この後のお話を読みたいです。ぜひ、お願いします。 (2018年7月6日 21時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - あい*さん» 待って下さっててありがとうございます!ゆっくりかもしれませんが、とりあえず完結目指して頑張ります! (2016年10月10日 10時) (レス) id: 86d1389d64 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - ずっと続きが気になっていたので更新再開嬉しいです。 (2016年10月5日 17時) (レス) id: aeb27fa9d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - わいさん» 放置し過ぎてごめんなさい!これから更新頑張ります!まだ興味があれば、見てくださると嬉しいです(^ ^) (2016年10月5日 12時) (レス) id: ab09cdb9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あず | 作成日時:2015年7月19日 13時