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story 11 ページ11

『大好きですっ』



「へ?」


思わず言葉に出してしまった気持ち。



突然過ぎて、涼太くんの笑いも止まって

大きな目を更に大きくして私を見てる。



『あっ、あの…ホントにずっと大ファンで…』


「…ありがとう」


直接伝えられるだけでも幸せなのに

ありがとうなんて、私だけに王子様スマイル貰えるなんて…




もう、死んでもいい…




『ホントにずっとずっと、応援してますんでっ』



涼太くんは「また、来ます」と目を細めて微笑んで、お店を出て行く。


私も外に出て見送るけど

涼太くんが角を曲がって見えなくなった後もしばらく余韻を噛み締めるようにその場に立ち尽くしていた。




すごい。


一週間前まで、涼太くんの人生に私なんて居なかったのに

今は通行人Aぐらいの存在で、涼太くんの人生の一部に登場してるなんて…


こんな奇跡みたいな事があるんだ。




この辺に住んでる人に会いに来てるのかな。


また来るって

この前と違うセリフ。


しかも笑顔で。




きっと、うまくいったんだ。






「Aちゃん、嬉しそうだね」

浮足立って店の中に戻ってきた私には、ケイゴさんの声なんてあまり耳に入ってこなくて。




もう、顔が緩んで仕方ない。





王子様が笑顔なら、私も幸せです!

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あず(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです^_^また機会があれば、描いてみたいなと思っています。 (2018年7月22日 10時) (レス) id: 30ff9accf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^ このお話大好きです。完結してますが、この後のお話を読みたいです。ぜひ、お願いします。 (2018年7月6日 21時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - あい*さん» 待って下さっててありがとうございます!ゆっくりかもしれませんが、とりあえず完結目指して頑張ります! (2016年10月10日 10時) (レス) id: 86d1389d64 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - ずっと続きが気になっていたので更新再開嬉しいです。 (2016年10月5日 17時) (レス) id: aeb27fa9d9 (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - わいさん» 放置し過ぎてごめんなさい!これから更新頑張ります!まだ興味があれば、見てくださると嬉しいです(^ ^) (2016年10月5日 12時) (レス) id: ab09cdb9d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あず | 作成日時:2015年7月19日 13時

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