case 27 ページ27
『失礼しました。』
頭を下げて、重たい気持ちで静かに社長室の扉を閉めた。
どうしよう…
指の先が冷たくなって頭もクラクラしてきて
自分でも血の気がひいているのが分かる。
「大丈夫？」
受付の自分の席に戻って、希美の顔を見たら急に緊張がとけて足が小さく震え出して
青白い顔している私から何となく状況を把握してくれて、ポンポンと優しく背中を叩いてくれる。
「…HIROさん、何て？」
私が落ち着くのを待って、希美が心配そうな目をしながら私に問いかける。
年明け、
出勤早々私はHIROさんに社長室に呼ばれた。
ー「玲於とは付き合ってるのかな？」
開口一番に発せられた言葉。
用件はだいたい予想してたけど、
いざ目の前にして聞かれると動揺して頭が真っ白になってしまう。
「…うちは、別に恋愛は禁止じゃないからいいんだよ」
私の表情からHIROさんは察してくれて、優しく声をかけてくれた。
「ただ…」ー
ー『ただ…今年2015年はGENERATIONSにとって大事な年だから、そういうゴシップ的な騒ぎは避けたい。って…』
HIROさんが私に言った言葉をそのまま希美に伝える。
玲於と私は社内で噂になっていたらしく、HIROさんの耳まで入ってきたらしい。
GENERATIONSは今年活動の幅を広げて、どんどん知名度を上げていく予定のグループで、 そういう浮かれたような噂は今はマイナスでしかないからって。
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あず(プロフ) - 愛利さん» そんなに感動して頂けるなんて…書いて良かったです！ありがとうございます！！ (2016年10月20日 19時) (
レス) id: 9b3d990a2d (このIDを非表示/違反報告)
愛利 - 一気読みしちゃいました！最後のところ感動しすぎちゃって枕ビチャビチャです（笑) (2016年10月18日 19時) (レス) id: 183501c55e (このIDを非表示/違反報告)
あず(プロフ) - ｍｉｌｋさん» 感想嬉しいです！最後まで読んで頂いてありがとうございました！！ (2016年5月9日 8時) (レス) id: a67bb7e532 (このIDを非表示/違反報告)
ｍｉｌｋ - めっちゃ感動しました！！面白かったです！ (2016年5月8日 22時) (レス) id: 62df234d60 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - ぴーなっつさん» イメージと合っていて良かったです！感想嬉しかったです☆ありがとうございます！ (2016年3月28日 19時) (レス) id: 7ee4db9f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あず
| 作成日時：2015年4月25日 8時
