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サンジside




やばい。


心臓がバクバク言っている。



俺、もしかして今日死ぬ?




ココア淹れてるだけなのに、
食器全部割りそうなくらい手が震えている。



バクバクしすぎて涙が出てきそう。

俺は乙女か。





いやでも、びっくりした。
泣いてたのは見られてないだろうギリギリ


よそよそしかったのは辛かったが、
俺の言葉に返事をくれたことが嬉しかった。

思わず手を掴んでしまった時は
マジでやらかしたと思ったけど…



なんて、先ほどの出来事を振り返りながらじゃないと
立っていられないほどドキドキしていた。



あー。死ぬな。今日きっと。
と思いながら顔を上げると
プリンとパフェのどっちを食べようか悩んでいるAの姿があった。

心に決めて、スプーンを持ち、食器を手にするも、
また悩んで、渋って…を繰り返していた。




……。
自然と笑みが溢れた。




「へっ。目輝かせちまって…」



愛おしいとは、こういう気持ちのことなんだろうなぁ。


さっきまで気にしていたあいつの俺に対する気持ちがどうとか言う問題はどうでも良くなっていた。


あいつが、笑って過ごせるならなんでもいいか。


震えも落ち着いてきたので、
ココアを持っていくことにした。



Aside


サンジ「ほらよ。」



そう言って彼は、私の目の前にココアを置き、
向かい合う椅子に座った。


「ありがとう!ねぇ!どっちも食べちゃダメ?」




サンジ「太るぞ?」


「うるせぇ!いいのいいの!
 食べるの!どっちかなんて選べないもん!」





甘いものはやっぱり世界を幸せにすると思う。


サンジのお菓子なんてなおさらだ。





イラついてたのなんて忘れて無我夢中に食べる。


「ん!!!!!幸せ!!!」







サンジ「そーかい。」




ふと、彼を見ると、

足を組んで、タバコに火をつけていた。
ニヤリと笑いながら。











ギュン…












「え?」







サンジ「?…どうした?」







「いいいいいやいやいや、なんでもない。
 うん。あの、なんでもない。」








なんだ、なんだなんだなんだ?!


この胸の痛みは…え?



鷲掴みにされたんだが。
なんか、サンジめっちゃ輝いて見えるし…



え?あれ?あいつあんなにかっこよかったっけ?
いや、かっこよかったんだけどさ…




え。なんか、刺さった。

サンジ×4→←10



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Snow(プロフ) - くぁさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!!この話を書いていた時、ちゃんと結ばれるか不安でしたが、なんとかかけました。安心してます笑笑。嬉しすぎるお言葉…本当にありがとうございます!更新も楽しみにお待ち下さり嬉しい限りです。本当にありがとうございました (2022年10月9日 6時) (レス) id: 85dd9971f8 (このIDを非表示/違反報告)
Snow(プロフ) - 如月さん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!コメントまで…涙。本当にありがとうございます。楽しんで頂けて、嬉しいです。嬉しすぎて家で叫びました…笑。近所迷惑になってないことを願っています笑。改めて、本当にありがとうございました! (2022年10月9日 6時) (レス) id: 85dd9971f8 (このIDを非表示/違反報告)
くぁ(プロフ) - コメント失礼します。完結おめでとうございます!そしてお疲れさまでした!夢主ちゃんとサンジくんが無事結ばれてよかったです!末永くお幸せに〜!更新される度嬉しくてしょうがありませんでした。楽しみを作っていただきありがとうございました! (2022年10月9日 0時) (レス) @page39 id: 00915e828e (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 完結おめでとうございます!!最高でした! (2022年10月8日 21時) (レス) @page39 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Snow | 作成日時:2022年9月19日 13時

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