知り合い(仮) . (ページ6)

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電話ページ6

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数日後

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

最近よく知らない番号から電話がかかってくる

しかも同じ番号。私に何か大事な用事かもしれない。

『…はい。』

「あ、よかった。やっと出てくれた。」

あ、この声。

最近よく動画を見てる私には誰の声か分かるみたいで

『松倉さんお久しぶりです。』

「え、なんで俺ってわかったんですか？」

『なんとなくです。今大学で周りに人いるので少し離れますね。』

「今大学生？てことはAさん俺より3つくらい下！？」

『え、松倉さん24歳なんですか？』

「俺は今23だけどもうすぐ24になります。」

あの中で1番年下だと思ってたのに…

『すいません私勝手に同級生くらいかと…』

「え！俺も！Aさん大人っぽすぎて23くらいだと思ってました！」

電話の向こうでまじか〜って笑ってる松倉さんは

ほんとに動画で見た不思議な笑い方だ。

『それよりなんで私の電話番号知ってるんですか？』

「あの日ね、事務所帰ってマネージャーさんに言ったらめっちゃ怒られたんです(笑)

　それでマネージャーさんがお店に電話してAさんの電話番号店長さんに聞いたって。

　だから俺ね、Aさんの下の名前も知ってますよ(笑)」

『私の名前なんてそんな自慢する価値ないですよ(笑)』

「そーなんだよ。他の3人も知ってるから」

『え、電話番号もですか？？』

「んーん、嘘。フルネームは知ってるけど電話番号は俺も知らない。これマネージャーさんの電話だもん。

　マネージャーさん俺たちのポケットにね、酔い潰れたこととAAってAさんの名前だけ書いた紙入れてて、名前はそれで知った。(笑)」

マネージャーさんも大変だな、

『松倉さん、私が年下だって知ってから急にタメ口混ぜてきてますね(笑)』

「うわ、やべ。無意識です、ごめんなさい(笑)」

　

「まつく〜？こないだの店予約できた〜？」

後ろから誰かの声がした

「やべえ！言ってなかった！ごめんしめ！

　ごめんAちゃん！今日夜7人で個室お願いできる？」

『今日は比較的空いてるのでどの時間でも大丈夫です。

　お待ちしております。』

「わかった！ありがと！またね！」

最後はすごい勢いで電話が切れた。

松倉さん、Aちゃんって呼んだのも無意識ですか？