Sweetie

身の安全も守ります ページ12

ピンポーン、ピンポーン、とリズミカルに2回ベルを鳴らせばドアが開いて。









部屋に入るとAが居て。頭を撫でられて。









この独特なAが持ってる癒しの雰囲気というか、ほんわかした空気感が、ここはざらついた日常から離れたシェルターなのかと錯覚してしまいそう。









あの時の出来心ながら俺はいい飼い主さんに拾われたペットだとつくづく思う。









今日も出てきた美味い飯を平らげてはAの隣に座る。









「なあ」









『どうしたの？』









「アイスでも買い行く？」









『行くー！お散歩だね、カズマくん』









「誰が犬や」









『カズマくん』









「わん、って言わせんな(笑)」









『首輪つけなきゃ』









「いいってもう」









そんなやり取りすら居心地は悪くない。









鍵をかけるAの後ろ姿を見届け、コンビニへと足を向ける。









『いつものやつね』








「いちごのやつね」









『それそれ……………おっと！』









「もー、何してるんすか」









小さな段差に躓くとか本当に鈍臭いんですけど。









『ごめんごめん』









「こうしてたら躓いても大丈夫っしょ」









Aの手を取ってしっかり繋ぐ。









「どっちがペットなん」









『カズマくん』









「どうだか」









女の子と手を繋ぐことに少々の罪悪感を感じながら、こんな散歩も悪くない。









ご主人様の身の安全を守ることもペットの役目的な？








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ネタ切れそうなのでリクエストお待ちしてます(TT)

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