ラッキースケベから始まる恋はあるのか (ページ18)

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18話ページ18

A「えっ、ちょっ」

エース「いいからじっとしてろ」

確かに体勢は楽になったが、次は心臓がうるさいバクバクと音を立てているのが自分でもわかる。

(心臓ドキドキしてるのエースにバレてるんじゃ…)

そう思うといてもたってもいられない気持ちになる、いったん冷静になろうと深呼吸をし
動きを止めていると、エースの心臓の音が聞こえる。

ドクンドクンとエースの心臓も私に負けず劣らずの鼓動の速さに、

ガバッと顔を上げエースを見上げる

A「エースさん、心臓の音が…」

エース「へっ！？いやっ！！違う！！これは違うからッッ！！！！」

必死に弁解しようとエースが何か言い出そうとしたその時、

視界が急に明るくなる。

視界がクリアになり、一番最初に見えたのは

あと少し前に動いてしまったら唇が触れてしまうほどの距離にいるエースの顔だった。

「「うわっ！？」」

あまりの距離の近さに驚いき二人同時に飛び退く

「小エビちゃん達大釜の中でなにしてんの～？？」

声のする方を見るとフロイド先輩とジェイド先輩がニヤニヤとこちらを見ていた

多分、デュースの呼んできてくれた助っ人なのだろう。

デュース「監督生、すまない時間がかかってしまった」

A「あ、ううん、大丈夫だよ」

私を心配してくれるデュースを横目に何やらエースとフロイド先輩は言い合っている。

フロイド「大釜の中でなにしてたわけ～？？」

面白おかしく聞いてくるフロイド先輩に「何もしてないです！！！」と顔を真っ赤にしながら大声で答えている。

フロイド「煩いんだけど、なにそんなに顔真っ赤にして、あっ、小エビちゃんのこと好きなんだ～」

エース「はぁっ！？！」

エースの顔がさらに赤くなる

フロイド「なんか面白そうだし俺が小エビちゃん横取りしちゃおうかな～」

A「はぁ！？」

突然の謎展開についていけず、私は呆然と立ち尽くすことしかできない