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朝起きて、寝癖を治したり身だしなみを整えてからの料理だ。しかしまぁ、こんな量朝から食べられるのだろうか……特に黒子。まぁ相田先輩と日向先輩の二人からの指示だし作らないとか。
ゾロゾロと食堂には人が集まり始めているが、一年の二人(大我と黒子)がまだのように見えた。
先輩達に『呼んできます』と言って松葉杖をつきながらヨイショヨイショと男子部屋の方へと向かった。
『アレ起きてんじゃ……真クンと和成クン？…あぁ、先輩が言ってたもう1つの高校って秀徳だったんだ……』
私が松葉をついているからかエプロンをつけているからかは知らないけど二人ともこちらを見て固まってしまっている。そこで一番はじめに動いてきたのは大我だった。
｢お前！無理に動くなよ！松葉なんだから、ほら行くぞ｣
『うむ、苦しゅうない……じゃなくてアンタらが食堂来るの遅いから迎えに来たんでしょ！！折角アタシが朝早くからご飯作ってるんだから！！先輩たちもう来てるんだからね！！』
｢痛痛痛て！人の上乗ってんのに殴んな！｣
｢それじゃあ緑間君また、火神くん松葉杖僕が持ちます｣
｢お、悪いな、オラ行くぞ｣
『おー！いけー！』
食堂に着いて大我と黒子の分をよそって自分で運んでもらった。黒子に関しては｢本気か？｣と言わんばかりに私と皿に乗せられた料理を交互に見ていた。文句なら日向先輩に、と付け加えれば渋々席へと移動していた。
さてと私もご飯食べてカメラのメンテしよう。
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｢……ちょっと待ってちょっと待って今の一瞬で情報量が多すぎたんだけど、Aちゃんが足壊しててそれを火神がおぶって、Aちゃんは朝ごはん作って遅れてる二人を呼びに来たって……｣
｢一々説明しなくても分かるのだよ｣
｢真ちゃん…｣
｢何だ｣
｢正直誠凛と火神が羨ましいんじゃな〜い？｣
｢そんなことは無い｣
｢あ！めちゃくちゃ嫌そうな顔してるじゃん！めっちゃレアだwww｣
｢やかましいのだよ！！｣
真ちゃんの嫉妬顔なんてレアすぎる！あーマジで携帯で写真撮りたいくらいだわ、てか合宿先同じになるとか二人結構いい感じになれるんじゃね〜のかな〜！
あ〜、見てておもしろ！
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作者名：杜若 | 作成日時：2024年2月12日 23時
