五十一話 ページ4
｢…ったくどこの海賊団にそそのかされたんだか……｣
『海軍…海賊なんてもう関係ない、あんたらは私の家族を傷付けたんだ、こんくらい覚悟決めてるわよね！！』
｢海賊に酷いことされたんじゃないの？
…てっきり海賊の事恨んでるとばっかり思ってたよ｣
『どっちが敵なんて私は知らない、元から私の家族を傷付けたやつが敵だ！！』
こんなの、体力が削れるだけのしょうもない争い。
自然系に一矢報いてやるには、これしかない。
『甘く見んなよ』
｢っ！武装色……使えたのかぁ〜…確かに、甘く見てたかもな｣
Aは使っていた槍に武装色を纏わせ、それを青雉に刺していたのだ。槍を掴まれる前に抜き、次の攻撃に備えた構えになる。
｢……Aちゃん、もう海軍の味方することないのかな｣
そんなことを攻撃しながら話しかけるものだから、思わず笑みを浮かべたA。
『海軍の大将が弱音吐いてんじゃねぇよ！！
七武海にドフラミンゴが居るのに協力してやっただけ感謝して欲しいわ！！
でも、黒ひげも七武海に入るなら、私は二度と海軍と手を組まない…
もう私がバレるのも時間の問題』
そういいながら、ローブを脱ぎ捨てゴーグルも外した。
初めてAのフードとゴーグルが無い姿を見た青雉は一度攻撃は止まるが、すぐに攻撃は再開される。
｢バレるって何処に｣
『さぁ、バレてからのお楽しみだわっ！』
青雉は明らかに手加減をしている、それはAを傷付けたくないのか、それとも本気を出すまででは無いと思われたのか……
『もうこの戦いは白ひげが死ぬか、エースを奪還するかのどちらかでしか決着は付かない！』
｢分かってる…だから｣
『！足が、』
Aの一瞬の隙をつき、足元を凍らせた青雉。次第にその氷は上へ上へと上がり、上半身まで氷ってしまう。完全に身動きが取れなくなったAは目の前の男を睨みつける。
｢勘弁してくれこれ以上惚れた女を俺の手で傷付けたくないのよ｣
『……はぁ！？アンタ戦場で何言ってんのよ！！』
｢俺は、別んとこ行くから｣
『オイ！青雉！！どこ行くんだテメェ！！』
動けないでいると、それを見てかそれまで近寄ってこなかった海兵が一度に襲ってくるのが見える。身動きが取れない相手に対して、今ならやれると一気に攻撃を仕掛けるなんて……。
『腹が立つ、私をこんなので足止め出来るとか思うなよ海軍！！
判決:黒 私以外のものは、半径1m以内近づけない』
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
