七十四話 ページ28
食事中に、ガチャとドアが開く。
そこには、おそらくまたコラソンに鉄くずの山の上へと投げられボロボロになったローが入ってきた。
｢食事中に何の用ザマス、つまみ出すザマス｣
｢構うな俺が呼んだ｣
｢若様が？｣
ジョーラだけではなく他にもその事に驚いている。勿論その中にはAも居る。
｢べへへへ、んねんねローもう一週間だ、出て行く気になったか？ここに来てからずっとコラソンにやられっぱなしだもんねぇ｣
｢ガキも逃げ出すが大人も逃げ出す、お陰でうちは精鋭揃いよ
能力もねぇガキがどこまで耐えられるか｣
そう言われたローは｢俺は出て行かねェ！｣と両手を握りしめてコラソンを強く睨みつけている。
｢何をされても血の掟は忘れるな
幹部の権威を傷付けてはファミリーは成り立たん｣
｢…そんなもん怖くねぇ
俺は地獄を見てきたんだ｣
｢フフフ…虚勢を貼るのはお前の自由だ
だがコラソンは俺の大切な実の弟、切り傷一つでも付けたヤツには俺が死を与える｣
ドフラミンゴは手に持っていたナイフで首を切るような動作をした。
その時だった、ローの服の隙間から肌が白くなっている部分が幹部の目に入った。
｢コイツ、肌が！｣
｢珀鉛病ザマス！伝染ったら大変！｣
Aはムッと眉間に皺を寄せ反論しようとした時だった、ドフラミンゴが机を叩き｢噂程度の知識を口にするな見苦しい｣とジョーラに向け言った。そして顔をAの方に向けた。
｢珀鉛病は伝染る病気じゃない、そうだろA｣
『うん、珀鉛病は中毒だから他人には感染しない…』
｢フフフ…、オイ白い町フレバンスには他にも生き残りはいるのか？｣
｢分からねぇ逃げるのに必死だった｣
｢どうやって逃げてきた｣
｢死体の山に隠れて国境を越えた｣
その発言に思わず口元を抑えたグラディウス、食事中にしてはあまり良くない内容だから仕方ないと言えば仕方ない。
ドフラミンゴの問いの真意があまりわからず困惑した表情を見せるA、
｢何を恨んでいる？｣
｢もう何も信じてない、死ぬのも怖くねぇ
コラソン！お前調子に乗るなよ、俺は必ずお前に復習してやるからな｣
｢ちょっと馬鹿なの？
アンタ聞いてた？そんな事したら拷問よ串刺しの刑。海賊舐めるんじゃないわよ！
子供って泣いて謝れば済むと思ってんのよね｣
そう言ってベビー5がローの頭を叩く。
叩かれたローはベビー5の方を睨みつける、睨みつけられた本人はバッファローに泣きついていた。
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杜若(プロフ) - miriaさん» コメントありがとうございます！徐々に多忙になりつつあるので更新頻度落ちますが頑張ります！ (2022年8月18日 0時) (
レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
miria(プロフ) - つづきすごく気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page24 id: 56e40795a8 (このIDを非表示/違反報告)
杜若(プロフ) - へびとかげさん» コメントありがとうございます！コメント頂けるだけでも私はとても嬉しいのでそんなことないですよ！更新頑張ります！ (2022年8月12日 18時) (レス) id: 06c98d5373 (このIDを非表示/違反報告)
へびとかげ(プロフ) - ほんと好きですぅぅぅぅぅぅ😭大事な場面でこんな不躾なコメント申し訳ありませんがめっちゃ面白いってことをホントに伝えたいです！更新ゆっくり頑張ってください！応援してます！ (2022年8月12日 16時) (レス) @page9 id: a209224dbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杜若 | 作成日時：2022年8月10日 6時
